はーい。こんにちわー。
元気堂です。
ブルベリーなどのベリー類などがどうやら認知機能にも影響してくるようです。これは、加齢による認知機能の低下を遅らせるかもしれないのです。
これは、米ラッシュ大学医療センターのThomas Holland氏らによる研究となります。
ベリー類には、抗酸化物質のフラボノール類が豊富に含まれています。このフラボノール類は、ベリー類などの果物の他に、緑色の葉物野菜・茶・ワインなどにも含まれています。これらを多く摂取する事が多い方は、あまり摂取しない方と比べると、記憶力に大きな違いが出たのです。
抗酸化物質とは、簡単に言えば老化予防に良いとされる物質です。日々の生活では、多くのストレスにより身体は酸化していきます。
あまりイメージが沸かない方は、自転車を見ていると分かります。新品でも外で管理していると、気が付かない内にチェーンが錆びたりしているでしょう。
これが、酸化です。
身体の中も、気が付かないうちに酸化しているため、老化予防には抗酸化作用があるものが良いとされます。抗酸化物質であるフラボノール類は、脳・心血管系や腎臓・肝臓などの臓器が酸化する事から守ってくれています。
逆に、老化を促進させる食べ物とは??
身体を酸化させる食べ物つまりち活性酸素を多く発生させてしまう食べ物とは何かも知っておくべき事でしょう。
その大きな一つが加工食品となります。また、加工食品に使用される添加物も問題となっています。
これらの多くは、化学的に作られたものであり、体内では異物と判断されてしまう事があります。そうすると、活性酸素を発生させ攻撃をしかけます。
また、身体に良いとされる野菜や果物にも注意が必要となります。それは、何故かというと農薬ですね。基本的に、収穫後に使用する殺菌剤・防かび剤などが使われているので、これも活性酸素を発生させる原因となります。
そして、最後に注意すべきが血糖値を上昇させるような食べ物です。(高GI食)
※ GIとは、食品ごとの血糖値の上昇度合いを表す数値。長時間血糖値が上昇する食品ほどGI値が高くなります。
何故、血糖値を上昇させるような食べ物が良くないのかというと、体内では糖とタンパク質がメイラード反応が生じるからです。
あまり耳にしない言葉ですね。
このメイラード反応が起こると、大量の活性酸素が発生するからです。そのため、高GI食の食べ過ぎには注意が必要となります。高GI食には、何があるのかも気になる所でしょう。
例えば、以下のようになります。
そうめん(乾めん) GI値 68 ・マカロニ GI値 71 ・コーンフレーク GI値 75 ・インスタントラーメン GI値 73 ・ 赤飯 GI値 77 ・うどん(生) GI値 80 ・精白米(一般的なお米) GI値 84 ・餅 GI値 85 ・食パン GI値 90 ・菓子パン類 (あんぱん) GI値 95・・・
皆さんが日頃から食べているような主食には、糖質は高い傾向にありますね。特に、日本人には欠かせない白米が高い事が目につきます。しかし、一般的に食べる分には問題はないので安心してください。
あくまで、何事も食べ過ぎには注意しましょう。
普段の食生活に+αとして取り入れよう。
あくまで、今回の研究ではフラボノール類だけで認知機能の低下を遅らせるものではないとされています。他にも身体に必須であるミネラル・ビタミン・食物繊維なども重要とされています。
食事の欧米化などで肉中心になっている場合は、植物性食品の摂取も取り入れると良いでしょう。肉食・脂肪食は酸化の元となりえます。あくまで、バランスが重要であり、適量を推奨されています。
まとめ
普段の食事に、ベリー類を取り入れてみては、いかがだったでしょうか?? 老化予防にもおすすめとなります。
特に、春は肝の季節であるので、眼への影響が出やすい・・・。そんな時には、ブルベリーのアントシアニンが良いかと思います。目の機能改善に良いとされ眼精疲労にも使われます。パソコン・スマホが当たり前などで、日々の養生にもぴったしでしょう。
以上、参考になれば幸いです。
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参考文献:「Neurology」に11月22日掲載