サーフィンなどのマリンスポーツが好きな方は、納豆アレルギーになりやすい?? 

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

皆さんは、朝食に納豆を食べる事はないでしょうか?? この納豆に対して、アレルギーを持つ方が

います。しかし、このアレルギー歴もなく、普段から平気で食べていた納豆で、急にアレルギーを発症してしまう場合があります。

そして、その可能性を秘めているのがサーフィンなどのマリンスポーツを趣味としている方々となります。

サーフィンと納豆に深い関係があるようには、思えないというのがほとんどかと思います。何で、サーフィンなどのマリンスポーツをする事で、納豆アレルギーになりやすいのでしょうか??

この事実は、納豆を食べる事によるアレルギー反応を起こす人が、マリンスポーツを行っている傾向があることで、知られるようになりました。しかし、マリンスポーツと納豆が関与している事に、意味が分からない・・・。このように、思う方が大半ではないでしょうか?? 

実は、その原因となるのは、クラゲだったのです!!

サーフィンなどのマリンスポーツをする方は、クラゲに刺されるリスクも自然と高くなります。そして、クラゲなどが作り出すポリ-γ-グルタミン酸(PGA)という物質が問題だったのです。この物質は、納豆のネバネバの成分にも含まれています。そのため、マリンスポーツを行う方が、納豆アレルギーを生じやすい結果を生みました。

つまり、クラゲに刺される回数が多いほど、納豆アレルギーを生じやすい!! このような事実が判明したのです。

稀にアレルギーとなる場合が多く、診断が難しいとも言われます。それは、納豆アレルギーが特異的な検査法がなく、症状発症までゆっくりと起こるために発見が遅れてしまう事が理由となります。

基本的には、食物アレルギーは食後2時間以内に発症することが多いのが特徴です。しかし、特殊な納豆アレルギーでは食後半日(5~14時間)程度で急に症状が出現するため、アナフィラキシーショックにもなりやすいとされます。

その他にも、漁業関係者も納豆アレルギーを発症している場合があります。

特に、ホタテなどの養殖に関わる方は、要注意となります。特殊な網を海中に長期間沈め、繰り返し使い養殖をおこないます。そのため、修繕などを素手で行っている場合に、クラゲとは別の経路でPGAに触れている可能性があるとされています。

ポリ-γ-グルタミン酸(PGA)って、どんな物質なの??

納豆をかき混ぜた時のネバネバの成分で、うまみ物質として有名なアミノ酸:グルタミン酸がたくさんつながったものです。そのため、人体には基本的に無毒であり、様々な物質に加工されています。

例えば、食品の保存剤・増粘剤・旨味成分・化粧品用の保湿剤・医薬品・工業用品など・・・

生活する上で、どこにでもある成分のため、避ける方が難しい物質とも言えましょう。このように、多岐にわたり使用される理由には、PGAは体内で自然に分解できる上に、様々な物質を安定させる作用があるためです。

避けることが出来ないんじゃ、どうすればいいの?? 不安に思うことも多いでしょう。

納豆を避けるようにすれば、再発も予防できると言われます。もし、不安な場合にはエピペンなどを携帯する事も大切です。

まとめ

クラゲに刺された経験が多い場合は、納豆は少し注意が必要な食材です。大豆アレルギーでも、納豆・味噌などに加工されると問題がない事もあり、納豆アレルギーは珍しいものとなります。

また、納豆・ヨーグルトなどの納豆菌や乳酸菌は、酵素によりアレルギーの改善に役立つとも言われます。

どちらかというと、身体の健康にはオススメの食材です。極めて稀に、納豆アレルギーが起こるので、リスクが高い方は知っておいて欲しいと思います。

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:「Allergology International」に7月8日掲載

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