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元気堂です。
ヤールスバークチーズを毎日2枚ほどスライスを食べるだけで、骨粗鬆症を予防できる可能性のあることが判明したそうです。
これは、ノルウェーでの研究で明らかになり、この結果をもたらすのは、ヤールスバークチーズのみに得られたそうです。1日当たり57gの摂取で、骨の健康を守る事ができると言います。
ヤールスバークチーズって、どんなチーズ??
ヤールスバーグチーズとは、ノルウェー東部のヤールスバーグ産の牛乳から作られたチーズのことを指します。マイルドなセミソフトチーズであり、カマンベールチーズと含有する脂肪分・タンパク質が似ています。
しかし、ヤールスバーグチーズには、メナキノンと呼ばれるビタミンK2を豊富に含むという点において、カマンベールチーズとは異なります。実は、ビタミンKには2つの種類があり、植物でつくられるビタミンK1(フィロキノン)と、細菌や動物体でつくられるビタミンK2(メナキノン)が存在します。
人が食べ物から得ているビタミンKは、ビタミンK1が多くなっています。栄養上特に重要なのは、動物食品に広く分布しているメナキノン-4と、納豆に含まれるメナキノン-7となります。
ヤールスバーグチーズに含まれるメナキノンは、特定の細菌種が作りだす長鎖メナキノン-9・メナキノン-9(4H)が豊富のようです。これらを作り出す細菌は、1, 4-ジヒドロキシ-2-ナフトエ酸(DHNA)と呼ばれる物質も産生する。DHNAは、骨がもろする事を防ぎ、骨形成における中心的な役割を持つオステオカルシンの増加をもたらすこと判明しています。
ヤールスバークチーズとカマンベールチーズを比べると・・・
ヤールスバーグチーズでは、オステオカルシン・ビタミンK2が有意に増加し、カマンベールチーズでは、逆に減少するという結果が得られたのです。また、カマンベールチーズ⇒ヤールスバークチーズに変更すると、オステオカルシンとビタミンK2の増加が見られたそうです。
同じチーズでも、骨に関しては異なるのは、不思議かと思います。その他にも、ヤールスバークチーズを食べている方では、総コレステロール・LDL-コレステロール値も有意に低下・血糖値(HbA1c)も6週間後で3%程度低下するという結果が分かりました。
この事からヤールスバーグチーズには、骨粗鬆症・コレステロール血症・糖尿病などの代謝疾患に対して、予防効果を期待できる可能性があります。
しかし、注意点も・・・。
チーズには、飽和脂肪酸・塩分に加えカロリーも豊富なため、あくまで適切な量の摂取が推奨されます。
まとめ
骨粗鬆症は、加齢と共に進みます。特に、女性は閉経後は、エストロゲンが低下するために、骨粗鬆症にかかる傾向があるので、ヤールスバークチーズを取り入れて見ると良いかもしれません。
しかし、あくまで適量の摂取が重要です。おおよそ57gのため、取り過ぎは何事も注意しましょう。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:「BMJ Nutrition, Prevention & Health」に8月2日発表