
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
秋冬になると、鼻水・くしゃみなど風邪の症状が出やすい季節となります。多くの場合は、風邪の初期の症状と思われるかと思います。
その中でも、花粉症が1つの原因かもしれません。
花粉症の症状と言えば、鼻水・目の痒み・肌が痛い・喉がイガイガ・喉の痒み・発熱・倦怠感などでしょうか。また、人によって出る症状もまばらでしょう。そのため、風邪と見分けが付かない場合にも多くあります。
毎年、この時期になると必ず症状が出るような場合には、花粉症を疑ってみる必要性はあるでしょう。
では、この時期の花粉症の原因となるのは、どのような種類なのでしょうか??
■ 秋の花粉症の原因とは??
ブタクサ・ヨモギの花粉が飛散のピークとなります!!
特に、春と違って秋というのは、東洋医学において【肺】の季節となります。肺は、乾燥を嫌う性質があるため、ダメージを負いやすくなります。
また、夏から秋になるときは、夏を過ごす際に身体を滋養したり、潤す作用を多く消耗しているので、乾燥しやすくさせます。
つまり、環境要因だけでなく、身体の内部での影響も出やすい特徴があります。
肺が弱りやすいために、そこへの通り道である鼻・喉・気管支なども乾燥という影響を及びます。すると、咳や痰・咽頭炎など風邪と似た症状も起こります。
また、これが長引くと肺炎・喘息も引き起こす可能性があるので、秋の花粉症は注意が必要です。
ちなみに、花粉の他にも見えない異物(ウイルス・細菌など)が舞っているので、鼻粘膜・口腔粘膜が乾いている場合には注意しましょう。
■ 食事から肺を元気にしよう!!
五行説において、肺を元気にする食材や味があります。それは、【辛み】×【白い食材】です。多くは、この時期に旬な食材を意識するだけでも大丈夫です。
例えば、辛い食材には、
大根、長ねぎ、玉ねぎ、にんにく、唐辛子があります。
また、白い食材には、
梨、白きくらげ、山芋、里芋、蓮根、百合根、白菜などがあります。
鍋や煮物など温かい食事には、欠かせない食材ばかりかと思います。また、味噌汁の具材にも使う事が多く、食事が苦手な方も、出汁・味噌・水さえあれば摂取が可能でしょう。
中でも、オススメなのは鍋料理です。加湿もしてくれるので一石二鳥でしょう。

■ 食事だけでなく、生活スタイルも見直そう!!
運動や食事は大切ですが、睡眠時間も大切という事は知っているかと思います。皆さんは、睡眠時間で臓器が回復する時間がある事はご存じでしょうか??
実は、肺を元気にする時間があります。
それは、午前3時から5時になります。これは、子午流注(しごるちゅう)という考え方です。
子午流注とは、1日を2時間区切りに分けて、その2時間を一つの内臓が担当するという考えです。そして、その内臓が担当する時間帯に、その内臓を休ませると健康でいられるという考え方です。
つまり、3時~5時は寝ていると肺を丈夫に出来ると言われます。
そのため、不眠症の方や夜中まで起きてしまう方は注意が必要でしょう。
■ 体質改善の検討も!! おすすめ漢方薬とは??
■ 麦門冬湯
この漢方薬は、肺・胃を元気にする生薬・粘膜などの陰液と言われる身体を潤す力を高める生薬で構成されています。
肺・胃を元気にすることは、身体へ栄養の吸収を高めたり、全身へ運ぶ作用を促進するために、免疫力を向上させます。
また、潤す力を高めることは、ウイルスや細菌などの病邪となる原因が身体の中に入る事を防ぎます。
麦門冬湯は、予防薬としても使える漢方薬で、秋冬にはおすすめとなります。
その他にも、風邪を引いた後に、なかなか痰が切れない・喉に絡みつく・痰は無いが空咳が多いなど粘膜が低下している時に使えます。
気管支炎・肺炎・慢性肺疾患などにも使う代表的な漢方薬です。
■ すでに、花粉症の症状が強く出て、辛い・・・。何か良い方法は??
■ ホノビエン
花粉症の時期でおこるアレルギー性鼻炎にはこちらがオススメです。錠剤であり、飲みやすく持ち運びも簡単です。
病院で処方されている花粉症の薬とも併用可能であり、これだけでも十分に症状を抑える働きがあります。アレルギー反応が強い方は、一度試してみると良いでしょう。
■ まとめ
乾燥して、粘膜が弱くなることで発症するのが風邪や花粉症です。きちんと、バリヤー機能を高める事で、予防も可能かと思います。
身体を元気にして、あらゆるストレスへ対応できるように体質改善するのは、いつからでも遅くはありません。これを期に、行動を移してくれたら嬉しく思います。
以上、参考になれば幸いです。