今が旬!!枇杷(びわ)の葉を使おう。 民間薬・薬湯を使って、身体を癒やそう!!

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はーい。こんにちわー。

元気堂です。

5月から6月にスーパーに並び始めるのが、枇杷(びわ)となります。あまり一年中出回る事がなく、食べる機会が少ない果物です。

しかし、栄養が豊富であり、味も酸味が少なくて美味しい果物です。ビタミンの中でも、βカロテン(ビタミンAの変化前)は抗酸化作用があり、老化防止・美容に良い事は知られています。

また、皮膚や喉や鼻などの粘膜を正常にする働きがあるので、夏の咽頭炎などの予防にもなります。クーラーによる喉の風邪予防にも良いでしょう。ビタミンAは、免疫力を高める作用もあるので、もし風邪になっても早めに身体が防衛をしてくれるかと思います。

その他にも、カリウムや食物繊維が豊富なため、高血圧や便秘も効果があります。

■ 枇杷(びわ)は、枇杷の葉もオススメ!!

ビワの葉は、鎮咳作用・去痰作用・健胃作用・利水作用など、その効果は多岐にわたります。辛夷清肺湯という漢方薬にも配合され、鼻づまりや後鼻漏・蓄膿症などの耳鼻科疾患にも作用します。

また、口内炎・舌痛・口腔内の炎症を抑える甘露飲にも使われています。

ビワの葉には、サポニンという成分が含まれており、油を溶かす性質があります。そのため、脂肪やコレステロールを取り除く働きがあります。
また、これからの夏バテなどから起こる食欲不振の予防にも良いでしょう。
BBQなど肉食が増えているなら、よりオススメですね。

その上、タンニンというポリフェノールを含まれます。
身近にあるタンニンは、赤ワインの渋みですね。

このタンニンは、収れん作用を持ちます。
化粧品などに使われる成分であり、毛穴を引き締める効果を持ちます。また、葉にも抗酸化作用があり、動脈硬化・生活習慣病の予防にも働きます。

実は、病院でも下痢止めなどで使われています。腸粘膜の表面でタンパク質と結合して被膜を作る事で、優しく収縮します。
そのため、胃腸炎などの炎症により水分を吸収できない胃腸病にも応用されます。

枇杷葉は、民間薬としても有名であり江戸時代からも使われています。
上記以外にも、煎じた汁を皮膚炎やあせもに湿布したり、浴剤として用いたりします。

■ 初夏には、枇杷の葉湯で疲労回復を。

実はインドでは、枇杷の木は薬の王様として呼ばれているそうです。
その理由は、果実・葉だけでなく、全ての部位が薬として効果があるからです。

特に、あせも・湿疹の方には、枇杷の葉湯は治療・予防としてもオススメです。紫外線が強くなる時期にもピッタリかと思います。

汗をかく季節のため、手軽な予防法としても枇杷の葉は、使いやすいでしょう。勿論、煎じて服用しても効果はあります。

まとめ

枇杷は、これからが旬です。興味があれば、食べてみてください。また、枇杷の木があるかたは、10~15枚を刻んで、お湯に入れれば簡易的な入浴剤が出来上がります。注意点は、よく洗ってから使用して下さい。

また、生の葉は刻むことで、香りが引き立ちます。

ドライではないリラックス効果もあるでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

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