はーい。こんにちわー。
元気堂です。
膵臓ガンの早期発見に、便つまりウンチが役に立つかもしれません。
前にも、午後ティーのミルクティーが膵臓ガンの検査に役立つなども話しましたが、もっと簡単な検査と成り得るかもしれません。検便で発見が出来れば、検査も簡易化され助かる方は多いでしょう。
この研究は、ウンチから出された多種多様な微生物が膵臓がんに強く関連していることが判明されました。
方法としては、136人のスペイン人から採取した唾液と糞便を用いて、細菌叢の機能を調べる検査・菌種を推定する解析を行いました。136人の中では、57人には膵管腺がん・29人には慢性膵炎・残りの50人は健康な人で検証されました。
その結果、膵管腺がんのウンチから特徴的な27種類の微生物が特定されたのです。
これらの微生物を用いる事で、84%の精度で膵管腺がんを発見できるそうです。そして、今でも使われてる膵がんの腫瘍マーカーである糖鎖抗原19-9(CA19-9)を組み合わせると、精度は94%までになったそうです。
ここまで精度が高いと、今まで発見された時が、ステージ4など治らない膵がんも早期発見で、治療可能な病気になるかもしれませんね。
ただ、膵臓疾患である慢性膵炎や2型糖尿病などの膵管腺がんのリスクが高い集団・他のがんなどがある場合では、まだまだ誤りなく予測することはできないと言われています。
これからの研究によっては、当たり前の検査になるかもしれません。まだ、運用はされていないので、未来に期待しましょう。
それまでは、膵臓に良い生活をしましょう。
■ 暴飲暴食をやめて、バランスを考えた食事にしよう。
やっぱり、一番大事で、きちんとしていないのが食生活です。
美味しいものも食べすぎれば、毒となり病気を発症するのは目に見えているかと思います。
そのため、暴飲暴食・刺激の強い飲食物・香辛料などは、避けるようにしましょう。
特に、脂肪を摂り過ぎない事が大切です。脂肪が多く食べると、膵臓に強い刺激を与えるために、膵炎のリスクを増加させます。
ここまで聞くと、肥満気味の方は注意が必要な事が分かると思います。肥満の方は、高脂血症・胆石などを引きおこしやすいために、その流れで膵炎の原因になります。
その他にも、飲酒・喫煙・ストレスなども、膵臓病のリスクを高めます。これは膵臓だけでなく、身体全体にも作用する事は知っているかと思います。
この中でも、お酒は程々に、付き合う事がおすすめ。
お酒の好きな方は、お酒ばかりを飲んだり、つまみも脂肪食や刺激物等、栄養バランスが悪いため、急性膵炎・慢性膵炎にかかりやすい傾向にあるからです。
漢方薬で、膵炎には何がオススメか??
もし、既に膵炎で悩んでいる場合は、小柴胡湯や大柴胡湯などの漢方薬が基本だと考えられてます。それにより、消化器系を整える事を考えましょう。
急性膵炎には、大柴胡湯加減である清胰湯(せいいとう)が有名です。
胰とは、膵臓を意味し、膵臓を清らかに健康にする薬となります。
黄芩 ・柴胡・大黄・芒硝により胆汁の分泌と排泄を促進し、柴胡・木香・延胡索でオッディ括約筋を緩め利胆を促します。膵管と胆管は同じオッディ括約筋で合流し排泄します。そのため、分泌された膵液の停滞を防ぐ事にも繋がります。
停滞すると膵液の消化力で、自分自身を融解つまり溶かす事になります。
まとめ
将来は、膵臓疾患も早期治療が当たり前になるかもしれません。しかし、その前に今一度、自分の生活スタイルを見直す事が、健康維持に最も良い事でしょう。
東洋医学では、未病が一番大切です。これは病気になる前に、予防する事をいいます。
現代社会でも、やっとこのイメージになっているので、今日から身体を大事にして貰えたら嬉しく思います。
いまさらと思う方でも、遅くはありませんので、まずは一歩始めましょう。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:「Gut」に3月8日発表