はーい。こんにちわー。
元気堂です。
5月も後半になり、少し夏を感じ始める頃かと思います。この夏から秋にかけて、中華でおなじみのキクラゲが取れます。
卵で炒めたりするだけでも、美味しい炒め物が出来ますが、これも生薬なのです。
生薬では、木耳(もくじ)と呼ばれます。確かに、人間でいう耳のようにも見えなくもないですね。
そんなキクラゲには、どのような効果があるのでしょうか??
熱くなる頃だからこそ、食べよう!!
キクラゲの効能・効果には、涼血し止血作用があると言われます。
これは、つまり血を冷やし、熱を取り去ることで止血作用を示します。
基本的に、熱くなる頃は、身体の中に熱が籠もりやすくなります。特に、日本は高温多湿のために、その傾向が強い気候です。
また、東洋医学では身体に熱が籠もると出血傾向になりやすく、下血・子宮出血・血尿・痔瘻などを起こしやすくなります。それを防ぐ作用がキクラゲにはあるというのです。
おすすめは、キクラゲとイカの黄耆あんかけ
今回は、より効果を高める薬膳料理も紹介致しましょう。
【準備するもの】
黄耆10g・イカ400g・キクラゲ10g・セロリ2株
調味料:酒・醤油・塩・片栗粉・ごま油・ショウガ
【行程】
① 黄耆10gを水600㎖に入れ、煮立たせます。水分が半分くらいになるまで弱火で煎じて下さい。これで、煎じ液が作れます。
② イカ・キクラゲ・セロリを適当な大きさに切ります。
③ ショウガの千切り(または、チューブでも良い。)を油で炒め、そこに具材をいれ炒めます。
④ 火が通ったら、そこに煎じ液と調味料を入れて味を調えましょう。
⑤ 最後に、片栗粉でトロミをつけたら完成です。
【効果】
身体が虚弱・体力の低下している人におすすめです。夏前に、体力が低下している時に試してみると良いかと思います。
まとめ
今が旬のキクラゲで、薬膳料理を試してみてはいかがでしょうか??
黄耆も入ることで、より健康増進にあるかと思います。
また、普通に中華スープで餡かけにすることで、薬膳じゃなくても十分に栄養も取れるかと思います。
以上、参考になれば幸いです。