東洋医学的な考えで、糖尿病を理解しよう!! どのような病気なのかを知ってみよう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

今回は、糖尿病は東洋医学的に、どんなものか話したいと思います。

はじめに、糖尿病の知識について。

【糖尿病】
糖尿病は、かなり進行するまで、はっきりした自覚症状が現れません。
早期発見には、検査が大切になります。
肥満気味の人、家族や親類に糖尿病の人がいる人などは、糖尿病にかかるリスクが高いので、定期的な検査が大切です。

糖尿病は、食物から消化・吸収された糖質(=ブドウ糖)が、体内で有効活用されないために、血液中にブドウ糖(=血糖)が増えてしまう病気です。

こうした高血糖の状態が継続すると、血管や神経が障害され、目の網膜や腎臓をはじめ、全身に合併症を起こしてきます。

■ ブドウ糖の働き
ブドウ糖は、体にとってエネルギーになります。
食べ物に含まれる糖質は、十二指腸でブドウ糖に消化されて吸収されます。
そして門脈を通って、肝臓に送られ、一部がグリコーゲンとして肝臓に蓄えられ、残りは血液に混じって筋肉など、全身の細胞に運ばれていきます。
その際、血液中のブドウ糖が上昇すると、膵臓のランゲルハンス島のベータ細胞からインスリンが分泌され、血液中のブドウ糖は筋肉や各組織へと取り込まれていきます。

このインスリンが分泌されないか、不足すると、ブドウ糖が有効活用されずに、血液中にたくさんあふれてしまいます。

*人間は高血糖に弱い
私たちの身体は、エネルギー源の多くを血液中のブドウ糖に頼っています。
そのため、血糖値が一定レベル以下にならないようにする仕組みがあります。
その証拠として、インスリン以外のホルモンのほとんどは血糖を上昇させるように働きます。
これに対して、血糖を下げる仕組みは、インスリンと排尿しかありません。
このように人間は、血糖を下げる仕組みより、上げる仕組みの方が多いため、高血糖には対処しにくいのです。
もともと高血糖に対して備えがない上に、飽食、運動不足、ストレス過多といった、血糖を上げる環境要因が加わることで、高血糖が引き起こされ、糖尿病になるのです。

■ 血糖が高いと良くない理由
・高血糖が持続すると、動脈硬化の原因になります。
・細い血管や神経に障害が起こりやすくなります。
・網膜症、腎症、神経障害、動脈硬化などの合併症を引き起こす。

■ 合併症を防ぐことが大切
糖尿病は、高血糖によって引き起こされる合併症を予防することが重要です。
初期には自覚症状がないため忘れがちですが、合併症が起こる仕組みを理解することによって、血糖のコントロールの大切さがわかります。


■ 糖尿病による合併症について。

【網膜症】

糖尿病の合併症のなかでも、比較的早い段階から起こるのが、目の病気です。

糖尿病により起こる目の病気には、水晶体が濁る白内障がありますが、これはそれほど多くはなく、手術をすれば、治癒します。

もっとも注意が必要なのが、網膜症です。

はじめは自覚症状がないため、ある日突然に、出血や網膜剥離などを起こし、失明の危機に直面するということがあるのです。
早期発見、早期予防が大切です。

・ 網膜症が起こる仕組み
目の網膜には、毛細血管が張り巡らされています。
高血糖になると、酸素を運ぶヘモグロビンとブドウ糖が結合し、酸素を運ぶ効率が低下します。
その結果、網膜の血管が酸欠状態になり、そのために血管が頑張って酸素を多く取り入れたいために、拡張します。
拡張しつづけた結果、血管が弱くなり、血液成分がしみでたりします。その結果、血管に異常が起こり、網膜に障害されます。

また、酸欠を補うために、新しい血管が伸び始めます。この血管は新生血管といい、もろい性質をもっており、出血の原因になります。

そして、目の形を保つ硝子体が糖尿病のために縮小し、その際に新生血管ごと引っ張られ、硝子体を包む網膜がはがれてしまいます。
これが網膜剥離の原因になります。

【神経障害】

合併症のなかでも早期の段階から自覚症状が現れ、発生頻度がもっとも高いのが神経障害です。

・ 神経障害の起こる仕組み
神経には、脳と脊髄からなる中枢神経とそこから枝分かれした末梢神経があります。

末梢神経は、手足などの末梢部がキャッチした情報を脳に伝えます。また、脳の指令を末梢部に伝達する役割も果たしています。

糖尿病の神経障害は、主に末梢神経が侵されて起こります。
その原因が、高血糖です。

高血糖状態では、普段は身体の中にない糖分がたまるようになります。この糖分が細胞に溜まると、細胞が水ぶくれのようになります。
また血糖が高い神経細胞内で活性酸素が生じ、細胞を傷めます。

こうした異常が、神経障害を起こします。

さらに、先程も話しました、毛細血管の障害によっても末梢神経への酸素供給が不足します。神経の酸欠によって、神経障害がおこります。

・ 足の感覚をチェック
神経障害が進むと、感覚が鈍ってくるため、痛みを感じなくなってきます。感覚がないので、気がつかないのです。

神経障害が起きて、感覚が麻痺している方は、足に異常がないか、まめにチェックしましょう。

【腎症】

腎臓には、血液をろ過して、体に不要なものを尿として排泄する働きがあります。

このろ過の部分は、糸球体といい、毛細血管でできています。
この毛細血管が、高血糖のため障害されるのが、糖尿病性腎症です。

■ 腎症が起こる仕組み
高血糖で糖タンパクが形成され、このために腎の毛細血管の血流低下、そしてろ過する網目が粗くなるなどによって、充分なろ過機能が果たせなくなります。

■ 東洋医学からの考え。

糖尿病は、多飲口渇(水を多く飲み、渇きが止まらない。)多尿といった消渇という症状を示します。

これは、陰虚または虚熱という東洋医学的な症状になります。陰虚とは、潤す力の事を指します。これが不足すると、身体を冷やしたり潤す事が出来ないため熱が生じた場合を虚熱といいます。潤す力が虚して熱が出た状態です。

糖尿病は、この陰虚でも腎陰虚と脾胃陰虚があります。

腎陰虚は、簡単にいえば先天的な症状だったり、加齢による場合が多く見られます。

今回は、脾胃の陰虚について、もう少し話したいと思います。

脾胃の陰虚とは??

胃の冷やしたり潤す力の低下により、消化管全般に症状が現れます。特に、胃粘膜の分泌不足・萎縮や慢性の炎症が多く見られます。

これが、慢性的に続くことで糖尿病の症状である消渇が現れる場合があります。

もともと、東洋医学は症状に対して治療をするのであり、病名に対しての治療はしません。

そのため、病院で糖尿病と診断されたとしても治療方法が異なる場合があります。

糖尿病であっても、腎陰虚という場合は六味地黄丸などの補腎薬中心に構成された漢方薬を服用する場合もあれば、脾胃陰虚という場合は麦門冬湯や生脈散などの漢方薬になる場合もあります。

また、その他の合併症など症状を組み合わせることで薬も変わります。

代表的に使われるのが六味地黄丸系ですね。

六味地黄丸】

熟地黄・山茱萸・山薬・牡丹皮・茯苓・沢瀉といった6つの生薬から構成されています。

名前の通り、六つの生薬で構成されています。

この六味地黄丸は、高齢者の八味地黄丸に対して、子供の発達不良に対しての薬となります。

適応は、肝腎陰虚という症状になります。肝腎陰虚とは、頭がぼーっとする・ふらつく・めまい・耳鳴り・難聴・足腰の倦怠・夜間に口渇・遺精・尿が濃い・性欲減退や成長が未発達のような症状に適します。

熟地黄・山茱萸・山薬は、タンパク質・デンプン・脂肪・ビタミンといった豊富な栄養物を含み、身体の滋養強壮に用いられます。また、熟地黄は強心作用・抗アナフィラキシー作用があり、山茱萸は副交感神経に作用します。山薬は消化酵素を含み、吸収作用にも効果があります。

牡丹皮は、鎮静・解熱・抗菌作用をもち、交感神経を静め、血管拡張によって血流を促進します。沢瀉はも交感神経を静め、水の代謝に関与します。茯苓は、利尿作用があります。

他にも、血糖降下作用・血圧降下作用などの効果があります。子供から若い人には、この漢方薬が重宝されます。

八味地黄丸

桂枝・附子+六味地黄丸です。六味地黄丸のタイプで、身体が冷える人に使用します。肝腎陽虚に使用します・陽虚とは、身体を温める力が落ちている方の事をさします。

よく言われるのが、50歳を過ぎたら性別関係なく服用するといいと言われます。地黄丸系は、どれも補腎薬という薬で、若さを保ったり、老化防止として使用されます。そのため、白髪や性欲の減退・脱毛など加齢によるものにも使用されます。

徳川家康は、糖尿病であり自分から八味地黄丸を服用していたとも言われています。

■ まとめ

今回は、糖尿病の概要・東洋医学での原因について述べました。

病院の薬でも、症状が改善がないときは、陰虚から改善を試みるといいかもしれませんね。

別の角度からの治療も考えるのも良いのかと思います。以上、参考になれば幸いです。

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