9月9日は、重陽の節句。東洋医学の考えである陰陽思想を知ろう。

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はーい。こんにちわー。

元気堂です。

9月に入りましたね。残暑や秋の始まりを感じる季節です。なにかと、実りの秋や食欲の秋など人により様々な過ごし方がある方ともいます。

そこで、今回はタイトル通りの重陽の節句について話していきたいと思います。

9月9日は、邪気を払う日??

この重陽の節句は、文字通りに、陽が重なる日であり、陽の力が強い事を示しています。

何で、陽が強いのか?陽って何??

まず、陰陽思想とは、多くの物を陰陽の二つに分類する思想となります。陽というのは、活発的な・能動的・熱性などを区分するグループとなります。逆に、陰というのは静動的・寒性・固定的などを区分します。

例えば、太陽と月だと太陽が陽・月が陰です。昼が陽・夜が陰、夏は陽・冬は陰と区分されます。

それでは、男と女ではどうでしょうか??

答えは、男が陽・女が陰です。昔の考えなので、狩猟する男性は、行動的で陽となり、家庭で家事をする女性は陰となります。

このように、月日も陰陽に分類されます。

この思想において、奇数の数字は陽の力が強く、また9というのは、一桁の中では一番その力が強いとされています。

その陽の力が強い9という数字が重なる月日が9月9日のため、重陽といいます。この陽が強過ぎること不吉と考え、それを払うために菊の花を飾ったり、菊の花をあしらった酒や食事を振る舞うようになりました。そのため、菊の節句とも言われます。

何故、菊の花を扱うのかというと、この花が一番綺麗に咲く時期であり、邪気を払う霊草とも言われます。

現在は、お払いと言うよりもお祝い事へ変わっています。無病息災を祝ったり、子孫繁栄を祝う行事となっています。

菊花は、邪気を払うだけで無い生薬としても使える!?

菊花は、キク科のキク・シマカンギクの頭花を乾燥したものです。
漢方的には、解表、明目、清熱解毒などの効能があります。

頭痛、めまい、目の充血、視力低下、炎症などに用いられています。

特に有名な処方といえば、杞菊地黄丸でしょう。菊花は、上記で述べた効能の中でも明目という作用に優れています。

目を明るくする。つまり、視力を良くする作用があります。杞菊地黄丸は、加齢から来る眼疾患に使用されます。また、予防としてもおすすめです。

もし、他に首肩こり・頭痛がある場合は、瘀血など血の流れも影響しているので、鍼灸などで改善もおすすめです。
経験上、首肩こりを鍼灸で改善すると、目も楽になる方が多いです。

漢方薬などのハードルが高い方には、菊花茶などから取り入れるといいかもしれませんね。

まとめ

今回は、節句の中でも忘れがちな重陽の節句でした。この日は、菊の花を飾って、目を楽しみつつ過ごしてはいかがでしょうか??

邪気も払えて、一石二鳥です。

以上、参考になれば幸いです。

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