2型糖尿病などの生活習慣病の改善・予防には、時間制限食を取り入れよう!! ダイエットにも使える食事療法とは!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

糖尿病において、どうやら食事制限でもカロリーを気にするよりも、時間を制限する方がいい!!
このような結果が、米イリノイ大学シカゴ校のKrista Varady氏らが行った無作為化比較試験(RCT)により報告されています。

以前にも時間制限食という事に話しましたが、おさらいをしておきましょう。

特に、糖尿病・肥満などの生活習慣病を気にしている方には、食事内容が大切である事は皆さんもご存じかと思います。
例えば、野菜を多く取ったり、始めに食べた方がよかったり、栄養バランスが良い食事が頭に浮かぶでしょう。

しかし、何を食べるかという考えだけでなく、食べない時間帯を作る事が重要!!
これが、時間制限食となります。

つまり、1日の中で、食事を取る時間を限定した食生活を維持することを作る必要があります。
これにより生活習慣病などの慢性疾患の予防・治療に役立つ可能性があると報告しています。

また、体重を減らして健康的なライフスタイルを送りたいと考えている人は、この時間制限食という食事スタイルを知っておいて損はないでしょう。
このメリットとして、カロリーにとらわれないために精神的なストレスも低く継続しやすいと言われます。

その上、時間制限食などの軽めの断続的断食は、睡眠・生活の質の改善に繋がる上に生活習慣病の予防にもなると言われています。
時間制限食のメリットとしては、毎日の特定の時間だけのみ食事を摂取するという食事スタイルです。
これにより、間食が減る事にも繋がるので、余分なカロリー摂取も予防できます。

では、今回の研究では、どの時間帯のみ食事が許されたのか!?
これが気になる所でしょう。

正午~午後8時の間のみ、食事をする!!

研究によると、これを6カ月行ったところ体重が有意に減少!!
他のカロリー制限したグループ・何の介入も行わなかったグループでは体重に関して有意な結果が得られない事も判明。

また、2型糖尿病に関しても体重減少もあり血糖値のコントロールも改善している事から、食事療法として取り入れると良いとされています。

時間制限食は、自律神経にも良い作用が!?

時間を制限されることで、規則正しい食事時間になります。
これにより、体内の概日リズムも正常化するというメリットもあります。

体内の概日リズムが整うことは、ホルモン分泌や代謝・遺伝子発現などの体内で生じる1日の変動も正常化していきます。
つまり、自律神経・ホルモンなどにも影響する事が分かりますね。

まとめ

時間制限食には、朝7時~夕7時でも効果があるとされています。
基本的に、食事しても良い時間枠を1日12時間未満が推奨されています。今回は、正午~夕8時とかなり厳しめでしょう。

しかし、日常的にも12時間の固定は精神的なストレスも少なく始めやすいかと思います。

実は、他の研究では朝食を食べた方が2型糖尿病になりにくいという事も報告されています。
そのため、自分に合った時間制限食を試みるのが良いでしょう。

特に育ち盛りには、朝食は最も重要な役割がありますす。詳しくは以下のブログへ。

朝食をきちんと食べないと、2型糖尿病になりやすい!? また、自律神経失調症の原因にも・・・。 – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:「JAMA Network Open」に10月27日掲載

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

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