はーい。こんにちわー。
元気堂です。
秋冬は、風邪が流行し始める季節でもあるため、何かと予防する対策が必要となります。
では先人達は、どうのようにして、感染症に対応してきたのか?
これからの時代は、予防医学が大事になります。
病気を発病する前の未病をたたく事が重要という事ですね。
コロナ禍もあっておととし・去年はインフルエンザ・ノロウイルスにかかる方は、激減しています。
しかし、最近ではコロナ禍が治まり日常になると、人との交流が増え罹患する方も増えてきています。
その事を考えると、手洗い・マスク・消毒の効果が出ているかと思います。
これは、一番身近な予防策でしょう。
今回、話したい予防策とは、自分自身つまり免疫力を高める方法に注目していきましょう。
【予防する力】を高める方法とは!?
感染症に対して、同じ職場で働いていたとしても、かかる人とかからない人がいます。コロナも、同じ事が言えます。
一体、どこで大きな違いがでたのでしょうか?
それは、東洋医学でいえば、元気が関与します。
はい??そうかもしれないけど、元気な私でも、病気はかかりますよ??
元気堂さん・・・元気があれば、何でも出来るとか言わないでよ!!
ここで、言いたいのは、本当に元気だったのか??
もしかしたら、元気と思っている方も、実は違うかもしれません。
東洋医学の元気には、様々な作用があります。その中でも、注目すべきなのが衛気というものです。
< 予防する力 = 衛気 >
これは、防衛する元気つまり力の事を言います。これが充実している人は、感染症となる原因が身体に入ってくるのを防衛してくれます。
例え、そのような異物が入ってきても、すぐに追い出したり免疫により早々に駆除を行います。
身体の中に、SECOMやアルソックがいるようなものです。非常に、安心ですね。
そのため、日常的に元気を保つことが大切です。
しかし、仕事や対人関係のストレス・肉体的な疲れ・加齢などにより、それを維持するのは難しいのが本音でしょう。
昔と違い、パソコン・スマホの普及によって、娯楽が増えました。睡眠不足な人や夜型になっている人も多いのが、問題となっています。
では、この衛気を高めるのに手っ取り早いのが、漢方薬!!
この衛気を高めるためには、肺・脾・腎の働きが重要になります
それでは、どんな漢方薬があるのでしょうか??
以前にも何回かこの衛気について触れていますが、やはり黄耆という生薬は欠かせません。
この黄耆は、衛気を補う働きだけでなく、人参と合わされば補気作用も高めます。
また、白朮と合わさると利水作用により浮腫の改善にも応用できます。
さらに、肌表面の気を補うので、肌の状態を良くする為に慢性の皮膚疾患にも使われます。
この黄耆を使った漢方薬は、多くありますが今回オススメしたいのが黄耆建中湯!!
■ 黄耆建中湯
これは、小建中湯に+黄耆と言った構成となります。
胃腸が弱く体力が落ちている方・年中風邪を引いてしまう・・・。このように、虚弱体質で疲れやすい・すぐに寝てしまうような方に使用します。
ここまでの症状ではなくても、お腹が冷えてしまったり、胃腸の調子が悪くても良いでしょう。
小建中湯は腹部を温めて消化機能を高めます。
腸内には免疫細胞が約70%も存在しているので、胃腸の機能は免疫の働きに大きく影響します。
そのため、黄耆建中湯がオススメできる理由でしょう。
まとめ
内側から免疫機能を高めるなら、衛気を高める事が重要です。
基本的には、日々の日常生活を正すことで、その機能も改善していきます。
しかし、人によっては難しい・・・・。その際には、今回紹介した黄耆建中湯を試してみてはいかがでしょうか?
身体を滋養して免疫を高める漢方薬には、補中益気湯・十全大補湯など他にもありますので、自分に合う物を探してみるのも1つの手段でしょう。
以上、参考になれば幸いです。
寒くなると、増えてくる風邪・・・。 その中でも、溶連菌を知って予防しよう。 罹る前に、罹らない予防策とは?? – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)