長生きしたければ、感謝の気持ちを持とう。ウェルビーイングの向上が健康への近道!!

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

海外の研究で、また新たな可能性が示されたようです。
それは、感謝の気持ちを持つことが、長生きの秘訣となる可能性があるようです。

これは、Nurses’ Health Study(NHS)に参加した4万9000人以上の女性を対象に研究されました。
この研究において、感謝の気持ちを測定する質問票での得点が高かった女性は、得点が低かった女性に比べてあらゆる原因による死亡リスクが9%低いことが明らかになったようです。

たった9%かぁー・・・。このように思うかもしれませんが、感謝の気持ちを持つ事で得られる効果があります。

米ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院のYing Chen氏らの研究だけでなく過去の研究でも、感謝の気持ちを持つことで精神的苦痛が軽減する上に、感情的ウェルビーイング・社会的ウェルビーイングは向上する可能性のあることが示されています。

ここで耳慣れない言葉がウェルビーイングって何・・・。
あまり聞いた事が無い言葉でしょう。

Well-being(ウェルビーイング)と英語では書かれ、心・身体・社会的な健康を意味する言葉です。つまり、満足した生活を送っている状態・生活に充実感を感じている状態・幸福感などを表しています。

近い言葉では、Happiness(ハピネス)がありますが、違いは瞬間的な幸せではなく、持続的・継続的な幸せを意味するのがウェルビーイングとなります。

ちょっと、意外な事ですね。些細な思いやり・感謝でも、その瞬間に幸せを感じるよりも持続的な幸せをもたらすというのです。

日本でも昔から1日1善という言葉があり、1日に1つの善行をして、それを積み重ねるようにしなさいという意味ですね。昔と違い、人付き合いが希薄になり、助け合いが少なくなっているのも、抑うつ・不安などの原因かもしれません。

東洋医学では、感情により病気・疾患に罹ることも・・・。

例えば、怒りの感情は、肝に影響を及ぼすとされます。
肝は木に属しており、伸び伸びと蔓や枝を伸ばすことを好みます。そのため、それを阻害されるようなストレスを避ける事が肝には良いとされます。

一度に大きなストレスを感じると、気の巡りが落ちるためにイライラ・鬱感・不安・焦りなど自律神経を乱します。この気の巡りを溜め込むと、沸々と怒りという感情が現れてくるのです。

東洋医学では、肝気鬱結から肝火上炎という病態へ移行してきている所でしょうか。あおり運転など起こすような方は、この肝に日頃からダメージを負っているかもしれません。早めに、解決すること、自分自身の体調だけでなく、周囲の迷惑も未然に防げることでしょう。 

意外にも、喜び(笑う)ような感情も健康に問題を起こすかも?

確かに、喜び(笑う)という感情は、他の感情よりもポジティブな感情でしょう。そのため、気の巡りを良くしたり、リラックスさせる役割があります。また、多くの研究でも、免疫力をあげたり、心臓の機能を良くするなど良い影響が見られます。

しかし、何事も○○し過ぎれば、・・・・。という考えがあります。あくまで、適度な喜び・笑うという感情が大切です。

例えば、あなたの大好きなアーティストやハリウッドスターだったり、亡くなったペットに会えたら、どのように感情が動くでしょうか??

あまりの喜びや笑いなどで、失神してしまう方もいるかもしれません。動悸や不整脈など胸の高まりを通り越して、病気として症状がでることがあるのです。その興奮で、不眠や寝ても脳が休まらず夢を多く見たりするでしょう。このように、喜びや笑うという感情は、心へ影響をもたらします。

その他にも、初恋をして、その人のことを思いすぎて、ご飯が喉を通らない・・・。思いすぎれば、脾に影響が起きます。また、悲しみや憂い過ぎて、何事にもやる気や活力が起きなくなり、布団で臥せれば肺つまり風邪などの呼吸器疾患にも・・・。

まとめ

今までは、東洋医学では当たり前であった感情が健康への影響がある事を、研究により示されたようですね。
ウェルビーイングの向上が健康にまで良い事が示されたので、なるべく生活に取り入れて行くことが良いかと思います。

なかなか感謝の意を伝えられていない場合は、今回の研究は良いきっかけを作ってくれたかもしれません。

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:「JAMA Psychiatry」に7月3日掲載

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