虚弱体質・高齢者は今から備えて病気対策を!! 寒さにより起こりやすい病気とは!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

もうすぐ11月に入る頃にもなると、グッと朝晩と日中の寒暖差が目立ってきますね。
また、秋~冬へと変わってきて寒さもドンドン強くなってくる頃でしょう。

その上、乾燥も進み病邪も活発となり、流行し始めます。
身体を守る力が弱い方は、風邪の侵入もしやすい・・・。
虚弱体質・高齢者にとっては注意を払う時期となってきました。

では、そのような時期に問題となることとは何でしょうか。

一番の原因は、【寒さ】

やはり、この時期からは寒さによる冷えには注意したいところでしょう。

寒さにより起こりやすい症状としては、低体温症はまず挙げられます。

低体温症は、長時間寒い場所にいることで体温が低下し、身体が熱を生み出すよりも寒さが勝ってしまい、体温が低下する事が問題となります。

身体内部の深部体温が35度を下回ると、意識障害・痙攣しはじめ、さらに進行すると呼吸停止・心停止により死に至ります。

あくまで、深部体温であり表面の温度ではありませんが、きちんと上着・マフラーなどで低体温にならないように気をつけましょう。

低体温症は、緩やかに進行するため気付きにくいため、その前の予防が重要です。
高齢者・虚弱体質の方は、熱産生が弱いので、きちんと食事を取ったり温かい物を取ると良いでしょう。
基本的には、陽虚という温かく保つ力の低下が問題です。

そのため、身体の内部を温めるような人参湯だったり、足下から温める当帰芍薬散・温経湯などがオススメですね。

特に、末端冷え症(手足の冷え)は、女性・高齢者には多く、これにより、全身が冷える原因にもなります。
人によっては、冷えから寝付けず不眠症にも発展したり、慢性下痢などの胃腸病も起こす可能性があります。

このような対策として、葛根湯も良いでしょう。
葛根湯は、身体の芯から温めて発汗を促す漢方薬です。
そのため、冷えが強い場合には葛根湯でもいいでしょう。身近な所では、生姜湯なんかも良いかと思います。

今回の漢方薬の使い道として、身体を温める陽気が不足しているなら、人参湯。

下肢の冷え・血流の低下・生理不順・生理痛が強いなどがあれば、当帰芍薬散・温経湯。

どちらもなく、ただただ寒い。
まずは、温まりたい・・・・。このような時は、葛根湯を使ってみましょう。
葛根湯の注意点は、強く発汗する場合は逆に汗で冷える事です。適量を試すか、生姜湯くらいがいいかもしれませんね。

寒さ対策に取り入れるべき、習慣とは!?

やはり、適度な運動で筋肉を動かす!!

身体を動かすことで、熱産生はもちろん血流がアップするからです。
これにより、身体全体が温まり腰痛・関節痛の予防にも!!

ヒートショック予防に、トイレ・お風呂場も温かく保ちましょう。

ヒートショックとは、寒い場所から暖かい場所へ移動することで急激に血圧の変動が起こり、心臓に負担がかかることで脳梗塞や心筋梗塞を生じさせます。  

ヒートショックの原因を知って、身を守ろう!! 予防できるため、真冬に備えましょう。 – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)

朝日・日光になるべく当たりましょう。
これくらいであれば、運動が苦手でも取り入れられるでしょう。

日光を浴びると得られる効果とは??

■ ビタミンDが作られる事を促す作用。

体内で、ビタミンDは大切な働きを行っています。カルシウムの吸収を良くし、骨粗鬆症を予防したり、脳へ作用しボケの防止にもなります。そんなビタミンDをコレステロールから作るには、太陽の光つまり紫外線が重要となります。

また、ビタミンDは筋肉に取り込まれ、たんぱく質が効率的に合成されることで、筋肉を強くすることができます。

その他にも、膵臓に働く事でインスリンを出しやすくし、糖尿病にも効果を発揮すると言われます。

■ セロトニンを分泌させる作用。

セロトニンは、神経伝達物質の一つで、別名:幸せホルモンとも呼ばれます。

そのため、精神を安定させるので、ストレス・うつに対しても効果があります。

■ 体温をあげる作用。

これは、説明しなくても分かるかと思います。もし、分からない方は、すぐに日向に出てみて下さい。

この体温をあげる事は、免疫力を高める事に繋がります。体温が1度上がるだけでで、免疫は5-6倍にも上がるとも言われます。
また、血液の循環が良くなり、筋肉がつきやすくなり代謝が良くなります。
特に、朝日は内臓を温めて動きが良くなるので、朝食の消化促進にも良いでしょう。

まとめ

この時期は、とにかく寒さに気をつけましょう!!

夏もクーラーで冷えて体調を崩しやすい方は、寒さ対策を取り入れて予防を心がけましょう。

1番簡単な事は、日光にあびることです。
また、食事も旬な食材を取ったり、鍋などの温かい料理を取ることも良いですね。

日中が暖かくても、なるべく羽織り物などの防寒対策を忘れずに!!

以上、参考になれば幸いです。

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