
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
最近の生薬の中でも、耳にした事があるのがキンミズヒキ。
株式会社ファンケル研究から、キンミズヒキ・キンミズヒキ由来アグリモール2類に老化した細胞を除去する作用が確認されたそうです。
アグリモールは、抗酸化作用のあるポリフェノールの1つであり、確かに老化に抗う事が出来そうな成分とも言えます。
とはいえ東洋医学では、老化防止などには六味地黄丸・八味地黄丸といった補腎薬が代表的な漢方薬です。
このキンミズヒキは、 龍牙草(りゅうげそう)・仙鶴草(せんかくそう)とも呼ばれるバラ科の生薬ですが、あまり若返りとしては、耳にした事がありません。
そのため、今回は龍牙草(りゅうげそう)・仙鶴草(せんかくそう)がどんな効能・効果があるのかを説明していきましょう。
■ 龍牙草(りゅうげそう)・仙鶴草(せんかくそう)を知ろう。
まずは、どんな草なのかというと、バラ科の植物で本州・四国・九州などの林・原っぱ・路傍に普通に見られる多年草です。
つまり、雑草に近いイメージ化と思います。
夏から秋にかけて、黄色い花を咲かせる野草であり、この開花期に全草を水でよく洗って天日で乾燥したものが生薬となります。
この乾燥した全草を、1日量10~15グラムに、500㎖の水を加え1/3に煎じめたエキスを、3回に分けて食間に温めて服用します。
東洋医学では、何に対して使われてたのが気になるところでしょう。
・ 龍牙草(りゅうげそう)・仙鶴草(せんかくそう)の効能・効果
○ 血小板増加による血液凝固促進することで止血作用
○ 強い収斂(しゅうれん)作用により止血
例えば、喀血(かっけつ)・血便・子宮出血などの止血。
○ 抗菌・消炎・鎮痛作用
うがい薬としても使えるので、口内炎・歯肉炎などの口腔内疾患やノドの痛みにも応用できます。
また、ニキビ・皮膚炎などの皮膚疾患には、エキスを塗布したり入浴剤としての民間療法もあります。
○ 健胃による下痢止め
まとめ
今回は、若返りで注目されたキンミズヒキでした。
若返りの効果としては、抗酸化作用のあるポリフェノール:アグリモールが大きな関与しているようですね。
生薬としては、若返りとしてよりも、止血薬または胃腸炎や風邪などの民間薬で使うイメージです。
注意点は、適正量が大切な事とバラ科アレルギーの方はやめておいた方がいいと思います。
以上、参考になれば幸いです。