はーい。こんにちわー。
元気堂です。
多くの方が悩む腰痛は、ある意味で進化した弊害かもしれません。
ネアンデルタール人と現代人(新人、ホモ・サピエンス)の背骨の形状を比較した研究が、以下の事を明らかにしました。
腰痛の原因は、生活習慣にあった!!
コロナ禍もあり、リモートが進み、パソコンなどを使用して仕事をするのが当たり前となっている世の中では、それに拍車がかかっているでしょう。
産業革命つまり18世紀後半前では、現代人の背骨はネアンデルタール人に似ていました。その後から生活習慣が大きく変化する事で、この背骨の形状も変化し始めたのです。
この変化が進化なのか退化なのか不明ですが、腰痛を引き起こしている可能性があるというです。
この研究では、椎骨を形成している円柱状の椎体の変化に注目した所、19世紀後半に工業化が加速してからは、明らかに変化をしているようです。
この急激な変化が、腰痛をだけでなく、筋肉や骨格系のトラブルに関与していると考えられています。
腰痛の発生率が高いのは、都市部の住民が多く、特に前傾姿勢で腰掛けるといった姿勢がリスクであると言われます。また、活動レベルの低下や姿勢の悪化などによって、増悪し椎体が腰痛などを起こしやすい形状に変化したのではないかとされています。
身近なところでは、加齢による変形で、腰痛が起きている。
長い年月と共に、骨自体が変形しているだけでなく、日々の生活習慣が姿勢を悪くして起こるのが腰痛です。
若い時や子供の時には、腰痛という症状は無かったかと思います。
蓄積した様々なストレスで、ヘルニアや骨の変形を伴う事で、引き起こします。しかし、その他にも寒さなどの冷え・精神的なストレスなども要因の一つでもあります。
東洋医学で、腰痛の多くは腎虚または腎陽虚が関与!!
腎虚は、年齢を重なれば大抵の方がなる病症でしょう。東洋医学でも、老化による起こる疾患というイメージが強くあります。
腎に始まり、腎に終わる。このように、生命エネルギーの概念に近いイメージとなります。
そのため、予防法としては補腎薬という身体に併用となる方法が有名です。
40歳以上なら、八味地黄丸。以下なら六味地黄丸が基本的には、おすすめとなります。
加齢と共に、身体を温める力が落ち始めるので、身体を温める生薬配合の八味地黄丸が40歳以上には良いでしょう。
しかし、冷え症の方なら若くても八味地黄丸が合うかと思います。
六味地黄丸は、成長が遅い・未発達な子にも使われます。また、若い子に使う理由は、大人と違い四肢がまだ短いと熱が体内に籠もりやすいからです。
そのため、温めるよりも冷やす作用のある六味地黄丸の方が良いとされます。
まとめ
働き方が急激に変わってきている現代では、気が付かない内に進化が進んでいるのかもしれません。
特に、栄養の観点からも、現代の子は細く身長が高くなっている気もします。また、屋外での運動よりも家でスマホ・ゲームをする子が増えているを目にします。
そうなると、腰や膝などの負担も増えたり、ストレートネックが進む要因にもなるでしょう。
運動を取り入れて、しっかりとした筋肉をつけて予防する事が、将来の健康へと繋がるかと思います。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:「PNAS Nexus」3月号に掲載