はーい。こんにちわー。
元気堂です。
運動が健康には大事であるという事は、当たり前のように知っているかと思います。しかし、その運動によっては、筋肉へと血流が増える事で、腎への血流量が減ってしまう事があります。また、運動によっては尿蛋白が出てしまうなんて事も・・・。
そのため、腎臓病に関しては、運動を制限する事もあります。しかし、やはり運動は、慢性腎臓病の蛋白尿を悪化させない可能性があると研究でも言われています。
こうなると、運動したら良いの?? それとも、運動しない方が良いの?? 結局・・・どっちなんだぁーーーー!! このように、混乱を招いてしまいます。
そこで、新たに報告された研究結果があります。
それは・・・
単回の中強度運動であれば、腎血流量や腎機能に影響を及ぼさない!!
これは、福岡大学スポーツ科学部の川上翔太郎氏らの研究によるものとなります。
■ そもそも、単回の中強度運動とは、なにか??
実は、人によって運動強度が異なります。そのため、自分自身の運動強度を知る必要があるのです。
運動強度は、メッツ(METs:代謝当量)と呼ばれる単位で表現されます。
安静にしている時を1メッツとし、それをもとにして何倍のエネルギーを消費するかで、活動の強度を表されます。このメッツにより、エネルギー消費量の少ないほうから、低強度・中強度・高強度に分類されます。
中強度を知るには、1分間当たりでは120歩で歩くようにすると、大まかな中強度運動と呼ばれます。しかし、個人差があるので、以下のような事を試してみると良いでしょう。
「なんとか会話ができる程度の速歩」これを意識しながら、1分間歩くようにしましょう。これを、3分間続けてもなんとか会話できる状態であれば、それが中強度の運動になります。
しかし、3分経っても歌が歌える場合は、より速歩にしたり強度を高める必要があります。逆に、会話が困難という自体となれば、強度が高すぎるので注意しましょう。
運動するなら、中強度くらいがオススメな理由とは??
実は、ダイエット効果が!!
ダイエットといえば、負荷をかけて激しい運動をする方が良いイメージがあるかもしれません。しかし、最近ではかえって脂肪が燃焼しにくくなると言われます。
それは、強度が高いほど糖質を使用し、脂肪を消費しないからです。運動は、糖質と脂肪を消費しますが、その消費の割合は運動強度によって変わります。
つまり、運動強度を知る事は、効率よく脂肪を消費する事に繋がるため、ダイエットにも影響していきます。
最も脂肪を消費しやすいのは、ちょっとだけ、キツいと感じる程度の有酸素運動。つまり、中強度の運動を指します。早歩き・階段の上り下り・ハイキングなどが当てはまります。これを、1日20分以上運動をすることが、ダイエットだけでなく健康維持にも効果的です。
有酸素運動は、20分以上行わないと脂肪が燃えない!! このような事を耳にした事はないでしょうか??
これは、少し間違いであり、20分でなくても5分でも10分でも脂肪は燃えます!!ただし、有酸素運動を開始して20分後くらいが脂肪燃焼効果が高まるのは、確かです。効率的にダイエットを考える場合は、20分以上の有酸素運動は、おすすめでしょう。
歩くスピードの低下が、認知機能も低下させている!? 心当たりがある方は、注意が必要かも・・・。 – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)
糖尿病になりたくないなら、歩け!!毎日の散歩が、健康に導く!! – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)
まとめ
健康維持には、運動が大切です。しかし、運動を制限されている方もいるでしょう。そこで、おすすめなのが中強度の運動です。今回は、自分自身の運動強度を知ってもらう簡単な方法をお伝えしました。
上手に使えば、無理なくスリムボディーも手に入れる事が出来るかもしれません。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:詳細は「Physiological Reports」に8月4日掲載