秋冬にかけて流行しやすい病気とは?? 保育園・幼稚園で起こりやすい病気を知っておこう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

秋から春にかけては、コロナだけでなく他の様々な病気にも罹りやすくなります。また、乾燥しやすい季節でもあり、気道や咽頭の粘膜が弱りやすくなるものを原因の1つでしょう。

養生としては、この時期の旬な食材を食べる事が大切となります。滋陰作用・滋養強壮作用に優れる食材が多く、秋冬という陰の季節を健康で過ごすためには必要不可欠となります。

食事の節制をする事が多くなっていますが、季節の食材を上手く取り入れて行う事も忘れないで頂きたい所かと思います。

しかし、いくら日々の生活を注意していても、急にやってくるのが風邪という病邪です。今回は、免疫力がまだ低く、風邪に罹患しやすい子供に流行りやすい病気について話していきましょう。

寒くなると、増えてくる風邪とは?? 知って、いざという時に備えよう。

■ インフルエンザ

冬の風邪の代表と言ってもいい病気です。最近は、コロナによって公衆衛生に気を遣うこともあり、減少傾向ですが、感染量が高く、いつ流行してもおかしくない病気となります。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です。A型、B型、C型の3つの型がありますが、ヒトで流行するのはA型、B型です。

主な感染経路は、咳やくしゃみなどの飛沫感染ですが、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染でも感染します。

症状としては、全身症状が強く見られ、発熱(38度以上)・頭痛・咽頭痛・鼻水・咳・筋肉痛などが現れます。稀に、高齢の方は重症化することがあり、肺炎や脳炎の合併症になる事もあるので、コロナと同じように注意が必要でもあります。

注意点は、小児や未成年者においての異常行動です。保護者の皆さんは、出来るだけ目を離さないようにしましょう。また、発症後48時間以内に、タミフルなどの治療薬を使う事も大切です。

 タミフルという薬は、インフルエンザウイルスの増殖を抑制することで効果をあらわします。そのため、増殖がピークになる48時間後までに飲まないと、意味がありません。それ以降では、対症療法の解熱剤などになるので安静にするしかありません。

予防方法としては、手洗い・うがい・アルコールを行う事です。また、空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザに感染しやすくなるといわれます。そのため、加湿をして乾燥対策をすることも大切です。

その他にも、水を常飲することで気道粘膜に付着したインフルエンザウイルスを胃へ送り、胃酸で除去する方法もあると言われます。

■ 水疱瘡(みずぼうそう)

水痘・帯状疱疹ウイルスの感染で起こります。こちらも感染力は強く、咳やくしゃみによる飛沫感染と、水疱から出てきたウイルスに触れる接触感染で感染を広げます。そのため、基本的にはカサブタになるまでは感染する恐れがあります。冬から春にかけて感染が多くなりますが、1年を通してかかる可能性はあります。

また、一度かかると体内の神経節で暮らし始めるのが、ヘルペスウイルスの特徴です。免疫力が下がると、帯状疱疹や口唇ヘルペスが出る事があります。諸説ありますが、免疫が下がった宿主から避難するために、体表面に出てきて他の宿主へ感染するためとも言われます。そのため、日々の健康を維持が予防にも繋がります。

症状の特徴としては、赤い斑点状の紅斑(こうはん)・虫刺されのような丘疹(きゅうしん)が始めに起こり、その後急速に水疱にかわります。多くは、2日から3日のうちに水疱からカサブタになります。しかし、新しい発疹が次々と出てくるので、色々な皮膚症状が混ざった状態となります。

他にも全体症状として、倦怠感・痒み・痛み・発熱が起こります。

注意点としては、感染を広げないためにも自宅で安静にすることです。また、痒みがあっても潰さないようにすることです。跡に残ってしまう事もあるので、なるべく触らないようにしましょう。

■ RSウイルス

乳幼児の呼吸器感染症で、年齢に関係なく感染します。そのため、初めは軽い風邪だと思っていても。気管支炎や肺炎に至る可能性も秘めています。だいたいは、産まれてきた最初の冬や2回目の冬で、ほぼ全員が感染します。

感染力がとても高く、免疫も出来にくいですが、何回も罹っていく内に症状が軽くなります。しかし、罹りやすい3歳以下の乳幼児では、重症化することもある事も念頭に入れておきましょう。

特徴的な症状は、鼻水・咳・発熱などの上気道炎から始まり、咳・発熱・喘鳴などの下気道炎にも移行することがあります。気道の炎症が激しいと、39℃以上の高熱になることもあります。

飛沫感染と接触感染をするので、うがい・手洗い・アルコールをしっかりとおこいましょう。感染してしまったら、多くは対症療法です。そのため、薬を飲んで安静にするしかありません。

■ 水イボ

伝染性軟属腫ウイルスの皮膚感染によって起こります。感染力は、それほど強くないですが、もちろん人から感染します。また、タオルなどから感染する可能性もあります。特に、皮膚が敏感であり、既往歴にもアトピー性皮膚炎・乾燥肌を持つ子どもは罹りやすいでしょう。秋にかけてよく見られるので。乾燥時期は注意が必要です。

注意点は、潰すことです。ほとんど痒み・痛みがないと言われます。しかし、水イボをつぶすと白い粒のようなものが出てきます。これがウイルスの塊であり、破れることでウイルスが飛び散ってしまいます。感染力は弱いのですが、潰すと感染リスクが高まるので、触るな危険!!と思って下さい。

感染が広がることで、イボの数は増えてしまい心配になる方もいますが、身体に免疫力がつくと自然と治ります。少し時間がかかることがあり、半年から1年ほど自然治癒します。

まとめ

秋から春にかけて、起こりやすい病気となります。一読しておくだけでも、だいぶ対処方法がわかるかなと思います。また、寒い時期の感染の多くは、ウイルスが原因です。昔から夏は細菌感染症・冬はウイルス感染症が増える時期となります。

公衆衛生をしっかり行う事で、だいぶ感染リスクも低下することでしょう。まずは、焦らずに病気を知って対応していきましょう。

以上、参考になれば幸いです。

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