はーい。こんにちわー。
元気堂です。
季節も移り変わり、気温もグッと下がってきました。
この変わり目・寒暖差などで体力を消耗してしまうと、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経失調症は、現代社会では多くの方が患っており、人によって症状も様々でしょう。
特に、厄介なのは精神的な疾患となります。
不眠症なども同時に併発する事があるので、早めに対処していきたい所でしょう。
通常、健康状態であれば、そこまでイライラしなかったり、気にならないような些細な事で自律神経の乱れがあると、怒りや不安などが生じやすくなります。
あおり運転や迷惑行為をして逆ギレする方は、心の乱れや自律神経の乱れが関与しているかもしれません。
そんな症状も、食事から改善できたら、嬉しくは思いませんか??
医食同源という言葉があるとおり、食事が一番身近な治療方でもあります。その反対に、不摂生な食事は、病気を作る原因にもなります。
そこで、旬な食材を取り入れて、生活改善をしていきましょう!!
11月付近から出始める百合根を食べてみよう!!
はい?? ゆ・・りねって何??
あまり耳にしない食材かと思います。名前から察するに、百合の根っこというのは、想像出来るのではないでしょうか??
つまり、根菜類の一種です。その中でも、球根の部分を食用とするので、にんにく・タマネギと似た野菜です。
そんな百合根には、この時期にオススメの栄養素が豊富です。
良質の炭水化物だけでなく、カリウムが豊富のため、利尿作用に優れており、食物繊維も豊富のため整腸作用も示します。
百合根のオススメの効果の1つが、鎮静作用!!
皆さんは、百合病という病気をご存じでしょうか??
この百合病というのは、食欲旺盛かと思ったら、まったく食べれなくなったり、集中していると思ったら散漫になったりなどノイローゼのような症状を起こします。
そんな症状を抑えるような成分である複数のアルカロイドを含有しているのが、百合根なのです。そのため、精神安定させることで、不眠予防・更年期障害・自律神経の乱れ・ヒステリーなどの改善にも良いとされています。
東洋医学では、秋に白い食材を食べる事が食養生とされています。
そのため、百合根×白きくらげ・百合根×杏仁などもオススメですね。また、秋の味覚である銀杏は百合根の鎮咳作用を共に高めるので、白食材でなくても旬の物を取り入れると良いでしょう。
百合根以外にも、白菜・ぶどう・梨・やまいもなど旬な食材を取り入れましょう。
また、五行説では、辛いものが肺に良いため、以下の食材もオススメ。
例えば、春菊・ごぼう・たまねぎ・ゴボウなどですね。
他は、秋の味覚と言えばキノコです。
マリオも大好きなキノコを秋には、たくさん食べましょう。キノコは、食物繊維も豊富で、免疫力を高めてくれる食材です。秋も冬も続けて食べる事をおすすめします。
生薬としても百合根は、漢方薬に含まれています!!
百合根は、『びゃくごうこん』または『びゃくごう』と呼ばれる生薬でもあります。
生薬の場合ですと、精神安定よりも鎮咳作用や去痰作用の方に注目されています。
秋は、乾燥する時期でもあり気道粘膜・気管支・肺に潤いを持たせる働きがあり、百合根は食養生としても優秀ですね。
この潤す働きは、百合根に元々含まれているデンプン・ユリマンナンが関与していると考えられています。
口腔~胃の粘膜を保護に、食事に添えるのも良いでしょう。
東洋医学での生薬としての効能には、補中益気・清心安神・養陰潤肺と言われます。言い換えると、胃腸機能を整え、心を安静にし、肺などの粘膜を潤す作用となります。
この事からも秋だけでなく冬の乾燥時期にも使えますね。
漢方薬としては、百合固金湯というのが有名な薬でしょう。咽頭炎・空咳・痰のように、粘膜が低下したときに使用されます。似た漢方薬では、麦門冬湯があります。
まとめ
冬の味覚である百合根の雑学でした。
食材として味わうだけでなく、健康にもオススメです。
特に、秋~冬にかけては乾燥という邪気が大敵です。
粘膜を潤す事で、菌やウイルスを体内に入れる前に排除しましょう。
百合根だけでなく、他の旬の食材を取り入れるといいでしょう。
百合根などが苦手であれば、麦門冬湯など漢方薬で粘膜を補充して風邪対策をしていきましょう。
以上、参考になれば幸いです。