はーい。こんにちわー。
元気堂です。
春は、風の季節だったり、肝の季節だと東洋医学では言われます。
様々なストレスに晒されたり、それにより風邪も悪さする事でしょう。
そこで、この季節が旬のイチゴが出番となります。
春は、酸味があるものは食養生としても良く、肝を滋養してくれます。イチゴは、甘酸っぱく子供でも食べやすいので、簡単に取り入れられる食養生の1つでしょう。
何故、イチゴがオススメするのか??
旬な食材は勿論、酸味があるものを食べる事が良いと話しましたが、まずは洗って直ぐに食べられる事がオススメとなります。
日々、忙しい中でも始められるでしょう。
また、各会社からもイチゴ味のお菓子を出したりと、とにかく目に入ってきます。
多くの方が好きといっても良い果物の一つでしょう。
そんなイチゴは、実は生薬の一つなのです。
その名も、草苺(ソウバイ)と言います。(中国本草図録より)
生薬と聞くと、果物のイメージより薬っぽい感じが取れませんか?効能・効果でも十分に薬と言っていいかと思います。
【効能・効果】
成分にはビタミンC・リンゴ酸・糖質が含まれます。
ビタミンCにより、免疫力を活性化する効果・皮膚や毛細血管などを正常に保つなどもあります。その他にも、抗酸化作用があるので、動脈硬化・ガンにも働きかけます。
また、リンゴ酸は、抗炎症作用があるので、風邪の時の解熱に働いたり、去痰作用・咽頭の消炎作用にも良いでしょう。
また、味には清涼感もあるため、喉や口の渇きを止め潤してくれ、消化促進するので胃の働きを高めてくれます。
普段から予防として食べておけば、風邪予防や食欲増進に使えます。
しかし、それだけでなく風邪や病気の時にも活躍するのがイチゴです。
体力低下後の食欲低下・虚弱体質・アトピーなどの皮膚炎・気管支炎・咽頭炎などの民間療法としては使いやすいかと思います。
特に、薬嫌いなお子さんだったり、食欲が落ちているときには試しやすいかと思います。
注意すべきは、バラ科の果物であり、アレルギーを持っている方には適しません。
予防薬としては、黄耆建中湯などがオススメ!!
これは、小建中湯に+黄耆と言った構成となります。
胃腸が弱く体力が落ちている方・年中風邪を引いてしまう・・・。このように、虚弱体質で疲れやすい・すぐに寝てしまうような方に使用します。
この黄耆は、衛気(身体を守る力)を補う働きだけでなく、人参と合わされば補気作用も高めます。
また、白朮と合わさると利水作用により浮腫の改善にも応用できます。
さらに、肌表面の気を補うので、肌の状態を良くする為に慢性の皮膚疾患にも使われます。
まとめ
私も子育て世代ですが、子供が食欲がない場合でも果物なら食べれるという時があります。そんな時には、イチゴを買って食べさせてあげています。
また、咽頭炎が酷いと痛くて食事も喉を通らない時にも良いでしょう。
漢方薬を飲めるお子さんなら、予防として黄耆建中湯などで免疫力を高めておきましょう。
基本的には、旬食材が身体には1番良いので、食事に取り入れる事から始めましょう。
以上、参考になれば幸いです。