はーい。こんにちわー。
元気堂です。
ネット記事で、こんなタイトルを見つけました。
カイコは、期待のキャットフード??
台湾で、カイコのさなぎをキャットフードに使い始めたようです。
元々、絹の副産物であったカイコを加工してキャットフードにした模様です。しかし、有害な腸内細菌を取り除く効果がある事を見つけました。
それを食べた猫の糞は、臭いも減っていたと言います。
カイコ自体がタンパク質・脂肪・ミネラルが豊富のため、味付けをツナやビーフに寄せたキャットフードとなります。
また、体内の有害な細菌を殺す免疫タンパクの含有量を高めているので、新しいキャットフードに注目が集まっているようです。
カイコは、生薬で使われるので、人にも良い!?
こうした取り組みが進んだのも、日本と違い、台湾はより漢方薬・生薬が身近な国だからかと思います。
それでも、日本でもカイコが使われた生薬があります。
それは、蚕砂(さんしゃ)と白殭蚕(びゃっきょうさん)言います。
■ 蚕砂(さんしゃ)
カイコの砂と書きますが、これはカイコの糞です。
実は、カイコのウンコも生薬の一つなのです。
イメージは、こう聞くと最悪かもしれませんね。けれど、古くから使われてきました。カイコの餌である桑の葉の残骸となります。煎じて飲むと、上品な香りだとも言います。
これを聞くと、コピ・ルアクを思い出しませんか?
コピ・ルアクとは、ジャコウネコのウンチから出るコーヒー豆です。世界一のコーヒーとも呼ばれる有名なものです。
そのため、あまりウンチだとしても毛嫌いしないでください。
蚕砂(さんしゃ)は、血液の流れを良くする事で、神経痛・関節痛、胃痛に効果があるとされます。お茶感覚で始めてもいい民間薬でもあります。
■ 白殭蚕(びゃっきょうさん)
白殭病菌にかかって、死んだカイコを白殭蚕(びゃっきょうさん)と呼びます。
えぇーー菌なの・・・・。ちょっと・・・カイコって大丈夫なの??
そんな声があがりそうですが、漢方で有名な生薬である冬虫夏草やレイシも菌が関与しています。
むしろ、もっと身近なキノコは菌ですから、安心してください。
白殭蚕(びゃっきょうさん) は、鎮痛・鎮痙作用があるので、痙攣・頭痛・咽頭炎などにも使われます。
その他にも、痒み・風邪の発熱にも使用できる解表作用があります。
まとめ
今回は、カイコについてでした。
上手に使うことで、現在の悩みが解決するかもしれません。
また、色々な商品が作られており、SANSHAという蒸留酒もあるようです。
気になる方は、試してみるのも良いでしょう。
以上、参考になれば幸いです。