はーい。こんにちわー。
元気堂です。
早食いは、体重増加の原因にもなるため生活習慣病の予防にも重要な要素の1つでしょう。
早食いが良くない理由は、カロリーの取り過ぎになりやすいから!!
食事をして約20分経つと、ようやく血液中のブドウ糖の量が増えることで、脳が満腹になったという信号を出します。
そのため、早食いをしてしまうと満腹の信号が出る前に、必要以上に食事量となるのでカロリーも増えていきます。
これだけでも、早食いは良くない事が分かりますね。
そして、今回は早食いにより身長にも影響が起きる可能性があるようです。
大阪健康安全基盤研究所の清水 悠路氏らによる研究結果とは・・・。
平均的な体重の方は、早食いで身長が低下する確率が高い!!
また、過多体重の方では反対に食べるのが遅いと身長の低下が起きていた。
■ 研究の対象者としては、日本人労働者8,982人で平均年齢は50.6歳
■ 過体重は、BMI 25.0kg/m2以上、身長低下は1年当たりの身長低下が最高五分位と定義。
その結果が・・・
■ 基本的には食べるのが速いほど、体重増加。
■ 過体重でない人は、食べる速度が速い人ほど身長低下しやすい傾向。
■ 過体重の人は、食べる速度が速い人ほど身長低下になりいくい。しかし過体重は、身長低下と有意に関連。
この事から、必ずしも過体重が身長低下の原因ではない事が分かります。むしろ、普通の体重の方では、早食いが関係している可能性があります。
結局の所、早食いは止めましょう!!
早食いは、デメリットが多いことでしょう。
特に、健康面ですね。早食いにより、生活習慣病のリスクが増えるために心血管系疾患のリスクが高まります。
その上、中年期以降の身長低下は心血管疾患による死亡に対して、危険因子と言われます。
早食いを止めるだけで、これらのリスクが解消されるかもしれません。
では、早食いを避ける方法とは??
■ 食べ方を改善。これに限ります。
咀嚼回数を増やすことで、早食い防止。
普段の食事で飲み込んでしまう前に、+5回でも多く噛むようにしましょう。
水でも飲みこまない事も大切です。
口に入れる量も小さめに。
1回量が減るだけでも、食べる時間が長くなります。
食物繊維の多い食材を取り入れる。
咀嚼する回数が増えるだけでなく、体内で水分を含み膨張するため満足感も得られます。
また、その際には細かくしてしまうよりも大きくカットするとより良いでしょう。
1人でご飯を食べない。
他の方と会話を楽しむことでも、早食い防止だけでなく健康にも良いとされます。
これは、以前にも取り上げた内容で、地中海式ライフスタイルでも明らかになっています。
地中海式ライフスタイルは、がん・心血管疾患・その他の原因で死亡するリスクが低下することが知られています。
そんな地中海式ライフスタイルとは??
・ 地中海の料理とは、どんなもの??
不飽和脂肪酸が含まれたオリーブオイルを使った魚中心の料理となります。また、野菜・果物も豊富なため、ヘルシー志向でしょう。
その上、穀物も全粒粉だったり、豆類・チーズやヨーグルトなどの乳製品など健康的な食事内容となります。
これらを、楽しみながらゆっくりと時間をかけて食事をするのが特徴です。
このような食事に、適度な運動を取り入れて、水分も小まめに摂取することで生活習慣病予防などにも有効とされています。やはり、地中海式ライフスタイルは、食事内容が大切とされています。
食事の際には、適量のワイン(1~2杯程度)とともに、コミュニケーションをとりながらゆっくりと食事を楽しむ。これが、健康にも繋がるとされています。
食事内容がヘルシーだけでなく、他の方と一緒に楽しむことで、地域や社会との関わりを保つ事が重要と考えられています。
まとめ
忙しかったり、時間がなくて早食いになっていませんか??
そんな時こそ食事の時間を確保しましょう。
それにより、健康・身長を保つだけでなく、気分転換することが大切かと思います。
丁度、秋バテなども出てくる頃かと思いますので、日々の生活を見直していきましょう。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:PLOS ONE誌2023年4月26日号に掲載