日頃の倦怠感は、胃腸が原因!? そんな時に、助けとなる漢方薬を使いこなそう!! 胃腸病の方は必見。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

これからの季節は、残暑の暑さだけでなく、寒暖差も気にしないといけません。

このような事が続くと、疲れが取れない・寝ても寝てる気がしない・食欲不振など、身体の異変が出てくることかと思います。

その中でも、1番分かりやすく症状として出てくるのは、胃腸病です。

気虚という状態になれば、脾胃の働きが低下してしまうので、食べても消化が進まない・・・。これが、ドンドン進み、慢性的な倦怠感がある事が当たり前となってしまうかもしれません。

多くの方は、休んだり、消化に良い食事にする事で、改善出来るかと思います。生活の基盤となるのは、食生活にある事はご存じかと思います。

例えば、辛いものを食べ過ぎれば、身体に熱が籠もり、便秘・胃炎・皮膚炎などを引き起こすでしょう。また、暑いからと冷たい物を食べ過ぎれば、内臓が冷えるので、代謝が下がったり、下痢や腹痛の原因にもなります。

私も若いときに、暑いからとキンキンに冷えた飲み物とかき氷を急激に食べたことで、トイレに籠もった記憶があります。

今回は、そんな胃腸を整える漢方薬を紹介していきましょう。

タイプ別で漢方薬を使いこなそう!!

元気が出ない・疲れやすい・食欲不振・無気力感・軟便など脾胃の元気が落ちている場合は、気虚と呼ばれます。これを補い治す薬が、補気薬です。

この補気薬の1番基本となるのが、四君子湯となります。

この四君子湯には、補気の主薬である人参が多く配合され、補気利水などの作用がある白朮・茯苓に、補気作用と薬全体を調節する炙甘草で構成されています。

これにより、中枢神経の興奮を促進(やる気・各種機能の亢進)・免疫力を高める・消化促進・むくみ改善などに効果を示します。

簡単に言い換えると、身体を元気にすることにより、全身の働きを正常化させる役割があります。

■ 六君子湯

上記の四君子湯に陳皮・半夏・生姜・大棗が加えられた処方です。

この生薬が加わる事により、水分の排泄・吸収障害を解消してくれます。つまり、水捌けを良くしてくれます。

六君子湯は四君子湯+二陳湯で、4+2=6となり六君子湯とだとも言われます。

四君子湯に悪心・嘔吐・吐き気・水様便・浮腫・痰咳などがあれば、六君子湯の出番でしょう。

脾胃の機能が落ちると、その流れで身体の水分代謝も落ちる事は良くあります。女性の過度なダイエット(食事制限)により、浮腫が増えてしまう事があります。これは、元気が落ちる事で、血管内の余分な水分が、筋肉や皮下組織に漏れ出ているためです。

御高齢での浮腫も、これが理由の一つでもあります。

■ 香砂六君子湯

六君子湯に、木香・縮砂が加わった漢方薬になります。この2生薬が入ることにより、理気止痛つまり気の巡りを良くして、痛みを抑えていきます。木香は、腸の収縮力と蠕動運動を強めるので、腸を整えて消化吸収を促します。また、お腹のガス溜まりを防ぎ腹痛も緩和させます。

縮砂は、健胃作用・嘔吐抑制させたり、蠕動を促進して膨満感・腹痛を止めてくれます。

■ 柴芍六君子湯

六君子湯に。柴胡・白芍の2生薬が加わった漢方薬になります。柴胡・白芍のペアは、ストレスを流す作用に優れます。

胃腸の症状の他に、イライラ・精神不安・胸脇の張った痛みなどに効果があります。また、自律神経の乱れを整えます。

まとめ

胃腸病で悩んでいる方は、多くいます。しかし、病院では胃酸を抑える薬だけ出て、機能を高めるものはありません。そのため、根本的な治療をしないまま、過ごしている方が多いのが現状でしょう。

今回の記事は、ちょっとした違いで自分により合う物が見つかるかもしれません。

気になる方は試してみると良いでしょう。何を飲んでいいのかが分からない方には、基本的な四君子湯または六君子湯から始める事をオススメします。

また、胃酸過多・二日酔いなどの胃熱症状の場合には、半夏瀉心湯となります。お酒をよく飲む方は、こちらの方が合うでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

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