愛情ホルモンであるオキシトシンは、そこまで必要じゃない!? オキシトシンに対する最新研究とは??

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

オキシトシンといえば、妊娠・出産・授乳時に分泌量が変動するので、愛情ホルモンとも呼ばれています。脳の視床下部で作られており、出産時における子宮収縮を促す事で分娩をします。

愛情ホルモンと呼ばれる理由は、母性行動にも重要な働きを促します。マウスを使った実験では、オキシトシンの有無により、母乳が出なくなり、母性行動が少なくなる結果も出ています。そのため、オキシトシンは母性を促すので、愛情ホルモンとも言われています。

そして、このホルモンの働きには、社会的行動にも影響しているようです。

オキシトシンは、下垂体後葉から分泌される事が知られていますが、どうやら脳の中でも分泌される事が明らかになったのです。つまり、子宮の収縮・母性・母乳だけの役割ではないようです。

オキシトシンの脳での働きとして、抗ストレス作用・摂食抑制作用があると考えられています。この抗ストレス作用により、精神的な安心を保ち、対人ストレス・不安などに対応して社会性を維持すると考えられます。

また、オキシトシンを人に投与すると、他人への信頼感が増加するといった研究結果もあります。このような研究から、自閉症スペクトラム・うつ病など症状を改善させると期待されています。

しかし、新しい研究報告では、オキシトシン以外にも影響している何かがある事が明らかになりました。

オキシトシンがなくても、愛情には問題ない!?

今回の研究は、プレーリーハタネズミが用いられています。この動物の特徴として、1度つがいになると、その相手と生涯を過ごすという珍しい哺乳類となります。

とても愛情深い動物であるプレーリーハタネズミのオキシトシン受容体遺伝子を欠損させることにより、オキシトシンの働きを阻害することでも、愛情を示すのか? これに焦点を当てて研究されました。

結果は、半数の欠損したプレーリーハタネズミでも、同じようにつがいを作り、出産・授乳・子育てをする事が出来たのです。これにより、オキシトシンの働き以外も働いている何かしらが考えられるようです。

とはいえ、オキシトシンが出ている方が子育てには良い!!

オキシトシンを分泌されやすくなるためには、生後1年未満の赤ちゃんの時からスキンシップすると良いとされます。これにより、ストレスに対応できたり、コミュニケーション能力を高められます。

そんな・・・いまさら赤ちゃんには戻れないよ・・・・。 多くの方が、そのように思うでしょう。

しかし、オキシトシンは大人になっても、分泌しやすくできます。

オキシトシンは、スキンシップや人との交流でも分泌されたり、マッサージ・アロマテラピーや動物と触れあうことでも、分泌されるようです。

中でも、最近流行のサウナも分泌に関わります。ストレスに対応するために、流行に乗っかるのも良いでしょう。

まとめ

ストレス社会では、オキシトシンの分泌が自分の身を守るかもしれません。

最近の生活で、鬱々していたり、精神的に辛いときには人との触れあいが大事でしょう。家族・友人に会うのも辛い場合は、サウナ・マッサージなどでも分泌されるようなので、試してみるのも良いでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

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