年末年始の暴飲・暴食による胃もたれには、消導薬を使おう!! 使うべき生薬・漢方薬とは!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

今年も長めの年末年始でしたが、皆さんは健康に過ごしていたでしょうか!?
この時期に気をつけたいのが、やはり暴飲暴食ですね。クリスマスなどのイベントから直ぐに年越しに向けて食事の乱れによる疲れがピークに来ていませんか。

そんな時に生じやすいのが、胃腸疾患です。
東洋医学では、脾胃が関与しており特に脾の働きが重要となります。

脾は飲食物の消化・吸収の過程に大きな関わりがあります。口から飲食物が入り、胃で吸収しやすく変化させ、小腸へ運ばれます。そして、小腸で水穀の精微・残渣に分けられます。

この水穀の精微のみが脾で吸収され、肺へ送られます。ここから肺で吸収された清気・水穀の精微から宗気を作り出し、全身へ送られます。気というエネルギーを作り出すには、脾・肺は密接な関係していることが分かるかと思います。

※ 宗気は、言語・音声・呼吸を調節したり、心の動きを助ける働きがあります。
※ 残渣は、残りカスであり大腸へ送られ排便されます。

つまり、脾胃の不調をきたすと、元気を保つ為の気である水穀の精微への加工が出来なくなるので、身体への影響が大きくなります。この消化~吸収の一連の流れが脾が管理している事から【脾の運化作用】と呼ばれます。

■ 脾胃の健康を保つためにすべき事とは!?

・ 冷たい物はなるべく取らない!!

脾胃は冷える事で働きが鈍くなります。そのため、身体を冷やす飲食を避ける方が良いでしょう。

例えば、ビール・冷えた水・アイスなどは注意が必要です。
また、サラダ・刺身なども冷たいので、あまり良くはありませんが、ガリ・シソなどは健胃作用があり、一緒に食べる事でデメリットも解消しています。

また、飲み会などの食事の前には、白湯などで脾胃を温めることもオススメですね。少しでも消化力を高めておくのも良いでしょう。

・ お酒もほどほどに・・・。

お酒といえば、身体を温めてくれるようにも思えますが、脾胃が嫌う湿気を身体に籠もらせる原因になります。湿熱と呼ばれ、二日酔いの原因ですね。

二日酔いの時には、食欲が低下し、悪心・嘔吐も出るでしょう。経験した事がある方には、お酒により脾胃の不調はイメージしやすいかと思います。

また、お酒のお供と言えば、脂っこい食べ物・激辛料理・デザートなども脾胃に湿気を溜めやすくするので注意が必要でしょう。

・ 食事には、香りを取り入れよう!!

先ほども紹介したシソだけでなく、ミョウガ・山椒・カレーに含まれるフェンエル・カルダモン・ニクズクなど芳香性がある食材は、脾胃の働くを手助けしてくれます。

漢方薬でも、ミカンの皮(陳皮)という生薬は、二陳湯にも含まれ嘔吐・吐き気などの胃腸の症状改善にも使われています。
ちなみに、日本のカレーは油分も多いので、脾胃に負担がかかる事も・・・。
そのため、本格的なスパイスで作った方が脾胃にはオススメです。

・ 適度な運動を始めよう。

運動をすることで、カロリーを消費すると食事を取りたくなる!! それだけではなく、身体を温めたり、汗をかくことで余分な水分(身体に入った湿気)を出す事でも、脾胃の機能を改善します。

■ 症状が重く、予防が間に合わない方には、消導薬を使おう。

まず、消導薬とは、消化を促す働きをするものを指します。
七草粥にも含まれる大根が身近な食材でしょう。そのため、少しでも症状がある方は、大根おろしなどを取り入れるといいかもしれませんね。

その他にも、先ほども軽く触れましたが香りがあるものがオススメです。
例えば、レモン・ゆず・かぼすなどの柑橘類は、理気作用があり脾胃の働きを向上させます。お酒に関しても少し絞って入れるのも良いでしょう。

消導薬を取り入れるポイントとしては、消化不良・胃もたれ・胃痛・腹満・腹痛・悪心・嘔吐・ゲップなどの消化器症状があれば使って欲しいタイミングですね。

代表的な消導薬としては、山査子です。
山査子は、肉・脂肪・乳製品など、脂質の多い飲食物の消化を促進する代表生薬です。(豆やたんぱく質の消化の代表は神麹、炭水化物の消化の代表は麦芽です。)

漢方薬としては、保和丸・啓脾湯などが山査子が含まれており、脾胃の機能を高める生薬を含むのでオススメですね。

■ 山査子の効能・効果は、胃腸に良いだけでない!!

■ ダイエットにも

先ほども軽く触れましたが、山査子は健胃・消化促進の働きがあります。
実は、ダイエットにも良いとされるのが山査子です。

食事制限をするダイエットでは、胃腸が弱りやすくなります。
その予防にも使う事が出来る上に、栄養も満点だからです。食物繊維・ビタミンC・ポリフェノールなど整腸作用・抗酸化作用にも優れます。

特に、食物繊維は身体の毒素を出すには欠かせません。
第6の栄養素としても重要視されている成分です。腸内環境を整え、消化吸収を良くしたり便通を改善させる効果もあり、腸内環境を良くすることで、悪玉菌・有害物質を減らす効果もあります。

■ 若返り・老化予防にも

活性酸素つまり身体を酸化させて老化へ誘う物質を除去する働きがあります。
これが抗酸化作用です。

ポリフェノールは、特に聞き馴染みがある成分でしょう。
これは、植物の外皮に含まれ、強力な抗酸化作用を発揮します。ビタミンCなどにも同じ働きはありますが、より強力であり細胞の老化を遅らせてくれます。

この若返りの働きは、もちろん目に見えないところにも作用します。それは血管などです。
動脈硬化の予防だけでなく、その血液の状態つまり血中のコレステロールも抑える事から高脂血症の改善にも良いとされています。
血液循環が良くなる事で、身体のデトックスも促進されるので、健康・美容にも良いでしょう。

■ リラックス効果

山査子は、中枢神経に作用して不安を和らげるために睡眠を改善すると言われます。
リラックスさせる効果から鎮痛・鎮静作用を持つと考えられています。
心の健康にも良いので、自律神経の乱れやすい秋には服用しておきたいですね。

■ 免疫力の向上

秋からは乾燥が気になり、風邪を引きやすい・・・。
そんな時に心強いビタミンCも豊富。
ビタミンCの働きは、免疫だけでなく血管・腱を維持するコラーゲンを生成するのに必要とされます。また、皮膚のメラニン色素の生成を抑える効果もあるので、シミ・そばかす予防にも!!

美容と言えば、ビタミンB2も含まれており、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。粘膜・皮膚のターンオーバーを促すことで状態を整えるため、乾燥時期には欠かせませんね。

その他にも、ミネラルはもちろん他のビタミンも含まれています。

■ まとめ

暴飲暴食で年始から体調が優れないのであれば、消導薬を使ってみてはいかがでしょうか。

身近な食材では山査子または麦芽ですね。
基本的に、暴飲暴食には脂っこいものを食べ過ぎたりしているために、山査子がオススメです。

山査子が苦手な方には、漢方薬をさくっと服用するといいですね。

以上、参考になれば幸いです。

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