はーい。こんにちわー。
元気堂です。
年齢を重ねる毎に、代謝が落ちるため太りやすくなる事は、ご存じかと思います。特に、若い頃に運動をしていて食事の量も多かった方は、社会に出ることで運動不足となり、体重が増えている事もあります。
家庭を持ち子育てが大変で、自由に運動をする暇が無い・仕事が忙しいなど、人により様々な理由があるかと思います。
そんな中で、海外の研究では、この加齢を重ねる毎に体重が増加する原因の1つを解明したようです。世界中で、男女関係なく、体重のコントロールが悩みの1つです。健康を維持するためにも、その1つの原因は気になる所でしょう。今回、スウェーデン・カロリンスカ研究所による報告とされています。
その原因とは・・・
やっぱり、代謝が落ちる事が原因だった!!
加齢により、筋肉量や内臓の機能が落ちたり、代謝能力が高い肝臓がお酒・ストレスにより弱ることがイメージできるかと思います。
しかし、今回の研究で判明したのは、もっと直接の代謝が影響していたのです。
それは、脂肪の蓄積に関与する脂肪組織自体の機能が低下する事が原因だった。そのため、脂質の代謝が遅くなるため、脂肪の燃焼が落ちて溜まる傾向になるようです。簡単にいえば、加齢とともに脂肪が付きやすい!!
皆さんが薄々感じていたことが、研究によって証明されてしまいました。若い頃のように、食事量が変わらず運動をきちんとしていても、脂肪が付きやすくなる・・・。このような、残念な結果となってしまいます。
今回の研究でも、実際に食べる量を変えずに運動量も変えなかった人は、平均して20%も体重が増加したようです。加齢と共に食べる量は、コントロールしないといけない事が分かります。
それじゃあ、これからずっと食事の量も少なくて、満足感がなくなってしまうの・・・。このような気持ちを抱えてしまうかもしれません。しかし、どうやら食事の内容を変えると、食後のカロリーを燃焼する働きが高まるそうです。
どんな食べ物か気になりませんか?? 気になりますよね。
それは、植物中心の食事が鍵となっています!!
野菜・果物・穀物・豆などの植物中心の食事でダイエットを行った研究では、食後のカロリー燃焼率が18.7%アップした!!という結果も得られたそうです。ほぼ20%もアップするのはかなり凄い事でしょう。
でも、ダイエットって事は、食事量とか運動もして、この結果なんでしょう・・・。このように疑問視してしまうかもしれません。しかし、今回は植物中心の食事にしただけであり、カロリー制限も運動を強制する事がないのです。食事以外の生活習慣そのままという事です。
逆に、肉中心の食事な方は、少し食事内容を見直す事が必要でしょう。少しでも、植物性の食事を取り入れると予後が変わっていきますね。
この植物中心の食事により、参加した方は体重も約6㎏程度落ちただけでなく、その落ちた部分が重要でした。よく食事制限で体重を落とすとリバウンドし易い事を耳にします。食事を減らすことで、筋肉量も落ち代謝が落ちるのが原因とされます。
しかし、今回落ちたのは筋肉脂肪34%・肝臓脂肪10%が減少していたのです。つまり、代謝を落とさずに脂肪が減っているという事になります。また、この結果は2型糖尿病の方には朗報とも言えましょう。
2型糖尿病は、インスリン抵抗性が上がることで生じやすいとされています。肝細胞・筋細胞の中に脂肪が蓄積すると、このインスリン抵抗性が高くなります。つまり、肝臓脂肪・筋肉脂肪を減らす効果が得られた野菜中心の食事は、2型糖尿病を改善する上でも重要な事となります。
その他にも、LDL-コレステロールの低下も大きく、高血圧・心筋梗塞の予防にも良いことが分かっています。
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まとめ
全てが野菜中心の生活ではなく、あくまで野菜中心です。そのため、普段取り過ぎている肉類を減らし、野菜を多くする事で、このような結果が得られたようです。
そのため、無理しない範囲で取り組む事で、ダイエットや糖尿病などの生活習慣病にも繋がっていくかと思います。少し体重が気になってきたら、試す価値はあるかと思います。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:『JAMAネットワークオープン』誌
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