
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
12月に入り、約半分が過ぎました。
そこで辛くなってくるのが、寒さですね。
そうなると、心配になるのが循環器疾患である心臓病です。
この時期は、心筋梗塞が増え始めるので既往歴などがある方は要注意でしょう。
冬に心筋梗塞が多い原因には、寒さによる血管に収縮により血圧の上昇です。
つまり、血圧が上がるので動脈硬化などがあれば血管が破れないようにしたい所です。特に、暖かい屋内から寒い部屋または屋外に移動する際は、血圧が急変動します。
これが、よく耳にするヒートショックの原因ですね。ヒートショックは、急激な温度差で血圧が乱れるために、心臓や脳に大きく影響を及ぼすことを言います。
先ほども話したように寒さは、血管を収縮させます。冬は、血圧が上がりやすいというのは、これが理由です。血液量や血流が変わらないのに、その管が狭くなれば圧力が高まるのは、想像しやすいかと思います。
逆に、暖かくなると血管が拡張をし、血圧が下がります。
このような現象が、冬場の室内では短期的に起こりやすくなります。そのため浴室・トイレというのは、暖房が効いている部屋と比べて10度以上の差があるので注意すべきでしょう。
個人差はありますが、心筋梗塞・不整脈・脳出血などの症状が重い状態~血圧の急激な低下による転倒・意識の消失などを引き起こします。
今回は、この冬場で心臓の機能を高め、高血圧・心臓病・不整脈などの改善する漢方薬を紹介していきましょう。
■ 冬場の循環器疾患に対しての漢方薬とは!?
■ 炙甘草湯
心気虚・心陰虚に対して効果がある漢方薬と言われます。
また、難しい言葉が出てきたと思いますが、心気虚とは、心臓のポンプ作用の低下により、心筋の負担が増える事で、心臓の期外収縮などの疾患が現れる症状です。これを、補って治療する漢方薬という事です。
それに伴い、全身の栄養不良が進み、脱水症状や心臓の代謝障害などが起きる事を心陰虚と言います。
この漢方薬は、悪化している場合にも対応したものにも、補う特徴があります。
これをみて、あぁーなるほどって思った人は、東洋医学的な考えが分かっている方かもしれません。
簡単にまとめると、心臓の機能が落ちたために様々な病気がでた状態です。それに対しての漢方薬が炙甘草湯であると言うことです。名前にも入っている炙甘草とは、その心気虚に生薬において効果があると言われているものです。その他にも、生薬が入っていますが、心臓の機能を助けたり、補ったりする物で構成されています。
■ 冠心Ⅱ号方(丹心方)
心臓の瘀血の改善に使われる漢方薬です。つまり、心臓の血液循環に障害が出ているときに使用します。
この漢方薬は、血液循環や血液を綺麗にする生薬で構成されており、頭痛や肩こり・めまい・動悸などにも使用されます。そのため、心臓だけでなく、更年期障害や高血圧などにも良いでしょう。
特徴は、丹参という生薬です。血管の若返りとして使用する生薬として、有名でしょう。
デスクワークで首や肩の筋肉が固まって血流が落ちている方には、オススメでしょう。
■ 日々の予防策とは!?
■ 水分補給は、こまめに。
冬場は、水分摂取を忘れがちで、知らないうちに脱水症状になる事もあります。そのような状態で、お風呂で汗をかけば、血液量が減り、ドロドロな血液になります。そうなると、血管は詰まりやすく危険な状態になるからです。
■ お風呂は、熱々にしない。
あまり暑いお湯だと、寒暖差が起こり身体に影響を及ぼします。また、長湯・急に立ち上がる行為は、血圧を下げるので、気をつけましょう。
■ お風呂は蓋をしない。
お風呂を入れる場合は、蓋をしお湯が冷めないようにするかと思います。しかし、蓋をしないことでお風呂場全体が暖まり、お湯も過度に熱くならないので、寒暖差を防げます。
もし、暖かいお湯が良い場合は、浸かりつつ追い焚きをする方が安全と言えます。
■ 食事後は、最低①時間は、ゆっくりしよう。
食事後は、消化のために副交感神経が働き、血圧も低下している場合があります。その最中に、お風呂に入ると転倒などのリスクが高くなります。飲酒も同じような事が言えますので、お酒の場合は、お風呂後がお勧めです。
■ まとめ
12月~2月後半まで、心筋梗塞のリスクが高まる季節です。
まずは予防をして、そのリスクを起きないようにしておきましょう。
生活習慣にも少しでも注意を払うだけでも変わっていくので、取り入れる事が出来るものから始めていきましょう。
以上、参考になれば幸いです。