はーい。こんにちわー。
元気堂です。
元気堂では、灸頭鍼という治療方法を中心として施術を行っています。
実は、この治療方法は、あまりやっている所がないのが特徴です。
理由としては、原価・時間などのコストがかかるからです。
そのため、電気鍼や置き鍼を行う治療が多いかと思います。また、煙が多く出るので、換気の設備もかかってきます。
そんな灸頭鍼という治療方法を選ぶ理由について話していきましょう。
基本的に鍼灸治療は、身体が楽になる・気分がスッとするといった効果をもたらします。
しかし、その感覚は分かっても、何が作用しているかは分からない方も多いでしょう。
今回は、灸頭鍼を中心に鍼灸の効果についても話しましょう。
まず灸頭鍼とは、どんなものか??
まずは、灸頭鍼が、どんな治療法か知らない方もいるでしょう。
鍼先の反対の部分を、頭鍼と言います。この部分に、お灸を丸めた物をつけて、火をつけ温める手法になります。
この手法は、灸によって身体を温める作用(輻射熱)・鍼と灸の熱によって、経絡の気の流れを通じさせる作用を兼ね備えた「通陽」の作用があります。
鍼で患部を解す役割に加えて、灸で温めるとこでその作用を高めます。
また、温める作用により血流増加なども増幅させるイメージとなります。
難しいと感じた方は、お灸と鍼のハイブリットな手法と思って下さい。
そのため、鍼・灸の効果にも触れていきましょう。
■ お灸の効果とは??
身体に温熱効果を与えることで、どんな作用が現れるのでしょうか??
温熱刺激は、筋肉や血管、リンパ節が刺激します。その刺激により、細胞が活性化され、免疫作用がアップするだけで無く、リンパの流れが改善します。流れを改善するために、むくみの解消にもつながります。
また、血管が収縮・拡張するので、血行が良くなり、炎症をやわらげる効果もあります。
お灸で使うのは、艾です。その艾にはシネオールという精油成分が含まれています。
これは、消毒・殺菌・鎮静・鎮痛作用などがあります。お灸をすることによって、この成分が皮膚の表面から内部に浸透していくので、痛みを和らげるなどの効果が期待できるのです。
この成分は、艾を燃やした際にでる煙にも含まれており、リラックス効果も与えます。
■ 鍼の効果とは??
鍼を打つことで、まず得られるのが?
鍼による刺激です。この刺激は、凝ってる部分や痛い部分に行うことで、血行促進させます。そうすると、鍼の回りに血液が集まり、うっすらと赤くなります。(フレア現象と言います。)
そもそも、肩こりなど、自分自身が凝っている部分を触るとコリコリとした部分があるでしょう。その部分は、血行不良となり、栄養不足になっている場合が多いです。
この部分に鍼を指す事で、血行促進が起きるので、身体が楽になると言われます。
また、自律神経を整える作用があります。鎮静作用があるので、日々ストレスなどで交感神経が優位になっている方には、鍼が合う方が多いです。
元氣堂が灸頭鍼という方法を選んでいる理由は??
上記の両方の効果が現れるので、比較的早く身体が楽になるからです。
また、その2つの効果により、強い刺激でなくても効果を得られるのが特徴でしょう。
そのため、痛みに弱い方でも、心地の良い刺激で施術中に寝てしまう方も多い傾向です。
なんで、多くの鍼灸院は、この手法を使いたがらないのか??
始めにも触れましたが、コストがかかるのも1つの原因です。
しかし、もう1つの理由が多いかと思います。
1番のデメリットは、多くの患者さんを見れないことにあります。
電気治療であれば、時間設定であり目を離す事もありますが、お灸を使う場合は、火傷のリスクがあるので常に横にいないといけません。
これらの理由により、灸頭鍼を行っている鍼灸院は少ないでしょう。
鍼灸で、体調が悪くなった事が・・・・。
確かに、人によっては体質的に鍼灸治療が合わない方もいます。
また、治療後、一時的に倦怠感・疲労感などを引き起こす事も・・・。
これは、身体が元気になっている証拠かもしれません。
このような症状を瞑眩(めんげん)反応または好転反応と呼ばれます。
この効果が現れてなくなると、身体が一気に好転することが多いでしょう。
しかし、もしかしたら脳の誤作動というパターンも考えられます。
例えば、慢性の腰痛や膝痛などは脳が痛みを作り出す場合があります。
特に、ギックリ腰は、またあの痛みが出たら・・・。治ったはずなのに、痛みが・・・。
そんな気持ちを抱いてしまう傾向も・・・。
実は、鍼灸治療により、人が元々持っているホメオスタシス(身体を正常に保つ働き)を活性化され正常化させる働きがあります。
これにより、慢性の腰痛などの痛みを改善する効果をもたらします。
この作用は、昔から東洋医学では当たり前の考えでしたが、今回は化学的に立証もされたようです。
脳の痛みを抑制する部位が、鍼灸治療により活性化するという事実です。
鍼灸治療は、ボケ予防・対策にもGood!!
鍼灸には、あらゆるツボや経絡があります。もちろん、脳がある頭部にも走っています。
それが身体全身を巡っているために、鍼灸を行う事は全身の活性化だけでなく、ボケ予防も可能になるかと思います。
しかし、鍼灸治療が怖い・・・。そんなイメージの方も多いでしょう。
その場合は、東洋医学には、漢方薬・按摩など他にも方法があります。是非そちらからもアプローチをしていきましょう。
自宅で出来る脳の活性化する3選とは??
まずは、おすすめ予防習慣を心がけましょう。
少し、当たり前だよ!!
そんな突っ込みもあるでしょうが、もし欠けていたら取り入れて貰えると、嬉しいです。
① 毎日、散歩しよう。
適度な運動は、やっぱり認知機能の低下を予防します。また、日々のストレスも運動で流されるだけでなく、足腰の強化は老後には大切となります。
また、散歩が出来ない日は、ストレッチや太極拳なども良いでしょう。自宅で出来る運動の一つです。また、深呼吸は脳のリラックスにも作用するので、おすすめです。
② 十分な睡眠と栄養バランスを。
睡眠は、脳の休憩にも必要です。あなたが持っているスマホも日々使っていては、段々機能が低下しませんか??
休む事も必要です。また、食事は暴飲暴食は避けるようにしましょう。研究結果では、認知機能の低下・記憶力の低下を引き起こすとも言われます。
あくまで、適度な睡眠や食事は基本となります。
また、食事を整えるは、腸の環境を改善する事にも繋がります。脳と腸は、深く関係しているので、予防対策としては一番早く取り入れやすいでしょう。
③ 最後は、やっぱり脳を動かそう。
今、趣味がない・・。毎日、ボーっとしている方は何か好きなことを見つけましょう。
それが、クイズ番組でもパズルでも構いません。楽しく脳を使う事が大切です。
意外とおすすめなのが、ゲームです。最近のゲームは、解読したり、反射神経を使う作品もあります。自分にあうソフトを買えば良いので、色々と取り入れやすい趣味でしょう。
少し抵抗がある方もいるかもしれませんが、操作さえ慣れれば問題ありません。
携帯やスマホも、初めは上手く使えないのと同じ事です。また、上手く使えないからこそ、脳がフル活動します。
心が挫けそうな時は、あぁーーー今、脳が活性化しているなーーーと思うと、良いかもしれませんよ。
まとめ
今回は、灸頭鍼のデメリット・メリットについて触れていきました。
今まで、鍼灸に興味が無かった方も治療の1つの手段にしてもらえたら幸いです。
鍼灸治療には、刺絡・置き鍼・電気治療など様々な手法があります。自分に合った治療方法を選ぶことが良いでしょう。
経験上、1~3回の治療をすれば、症状が重い方でも反応がでてきます。出ない場合は、一度病院で検査か、手法や治療院の見直しをおすすめします。
良く耳にするのが、10回通っても効果が無いけど、どうしたらいい?? 治療期間が半年もかかると言われたなどです。
この場合は、勇気を持って一度違う鍼灸院もかかってみるのが良いでしょう。治療家が100人いたら治療方法も100違います。
以上、参考になれば幸いです。