はーい。こんにちわー。
元気堂です。
健康診断の結果を見ても、実際の所意味が分からない・・・。この数値が高いらしい・・・逆に低すぎる・・・位でしか、理解が出来ない・・・
このような経験は無いでしょうか?? 血圧などの有名な数値であれば、多くの方は知っているかと思います。しかし、クレアチニン?? BUN?? など見たことあるけど、知ってるよ。何を表しているかは説明は出来ないけど・・・。
このような方もいるかと思います。
そのため、今回は代表的な健康診断について、分かりやすく説明したいと思います。
健康診断の結果に書いてある項目を読み解こう!!
今回は、血圧・BMIなどの有名どころではなく、少し分かりにくい所を抜粋していこうと思います。
■ 血液検査の項目
・ 総タンパク
血液中の総たんぱくの量を表しています。多くても少なくても、病気の可能性を示します。
5.9以下の低い場合:栄養障害・ネフローゼ症候群・がんなど。
9.1以上の高い場合:多発性骨髄腫・慢性炎症・脱水など。
・ アルブミン
先ほどの血液中の蛋白では、最も多く含まれるのがアルブミンです。アルブミンは、肝臓で作られるため、肝臓の指標となりますが、実は他の疾患を見つける指標にもなります。基本的には4.0以下は、注意ですが3.5以下は異常となります。
数値が低い場合:肝機能障害・栄養不足・ネフローゼ症候群など
・ AST / ALT
AST(GOT)は、心臓・筋肉・肝臓に多く存在する酵素です。そのため、このいずれかで、障害を受けると血液中に放出されます。 よくあるALTは、低いのにASTが高い場合には、筋肉や心臓に障害を受けている可能性があります。
ALT(GPT)は、肝臓に多く存在する酵素です。そのため、ASTとALTの共に高いと、肝機能に異常があると思われます。そのため、急性肝炎・慢性肝炎・脂肪肝・肝臓がん・アルコール性肝炎などを疑いましょう。目安は、両方とも40後半から50以上になると注意が必要です。
・ γ-GTP
γ-GTP は、肝臓や胆道に異常があると、血液中の数値が高くなります。
数値が高い場合:アルコール性肝障害・慢性肝炎・胆汁うっ滞・薬剤性肝障害など
・ ALP
ALP(アルカリホスファターゼ)は、肝臓・骨・腸・腎臓など身体のどこにでも含まれている酵素です。そのため、どこかで障害を受けると、血中に現れます。
この数値が高くなると、肝胆系・骨の疾患などの可能性があります。しかし、検査前に脂肪の多い食事をとると、異常がなくても検査値が高くなることがあります。
■ 腎機能の検査項目
・ クレアチニン(Cr)
アミノ酸の一種であるクレアチンが代謝されたあとの老廃物です。つまり、排泄されないといけないため、これが多い事と、腎機能が働いてないことを示します。
また、アミノ酸であるがため、筋肉量が多いほどその量も多くなる傾向があります。
・ 尿酸(UA)
痛風に関与するのが、この尿酸です。プリン体の代謝物であり、クレアチニンのように排泄しないといけません。
尿酸の産生・排泄のバランスがとれているかどうかを調べられます。痛風・高尿酸血症・尿路結石などの可能性を見つけます。
このくらいの検査項目について知っていると、健康診断の結果により、養生方法も見つかるでしょう。その他にも、コレステロールの値・血糖値の項目などは説明しなくても大丈夫かと思います。
実は、東洋医学では、検査値を使わない。
東洋医学は、基本的には検査値を使いません。確かに参考にはしますが、その人の顔色・舌の状態・脈の状態・訴えなどから総合的に判断します。
同病異治という言葉の通り、同じ病気でも治療方法が異なるためです。例えば西洋医学であれば、血圧が高いと降圧剤が使われます。西洋薬にもカルシウム拮抗薬・エース阻害薬など様々な降圧剤がありますが、全て薬でコントロールする方法です。
逆に、東洋医学というのは、もともと自己調節する機能を高めることで、血圧にアプローチをします。あくまで、その人の能力により、血圧を調節するようにします。
これは、血圧だけでなく他の疾患にも当てはまります。
西洋医学 ⇒ 対症療法
東洋医学 ⇒ 根本治療
これを目的としています。もちろん、例外もあり、西洋医学の手術などは根本治療に近いと考えます。
まとめ
健康診断では、異常が無いから健康だ!! このように、思う方はいるかもしれません。しかし、検査では分からない症状がある場合には、何かしら身体を調節する機能が落ちています。
そんな時には、根本治療である東洋医学を試してみると良いでしょう。 滋養強壮や身体を元気にする事で、アプローチする補法に優れます。元気が落ちるだけで、身体を上手く運用できなくなるのが、人間です。
これからも寒さが続き、春には寒暖差で負担がかかるため、体調を崩し始めたら注意していきましょう。
以上、参考になれば幸いです。