体内のホルモンバランスは、まるでピタゴラスイッチ!? 薬に頼り過ぎないように体質改善をしよう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

近年では、自律神経の乱れ・ホルモンバランスによる体調不良が多くなっています。
しかし、この乱れが身体では、どのような症状をもたらすのか??
あまり、イメージが沸かないですね。

基本的には、ホルモンは上位から下位への流れで伝達していきます。
例えば、下垂体から成長には欠かせない成長ホルモン(GH)は、視床下部から出るGH分泌刺激ホルモン(GHRH)により分泌が促されます。

つまり、始点(視床下部)⇒ GHRH ⇒ 経由(下垂体) ⇒ GH ⇒ 各部位で作用
このように、身体の部位を構造と捉え、ホルモンを球のように見ると、ピタゴラスイッチのような流れを持ちます。

体内には、多くのホルモンがあるので、その経由する過程も様々・・・。
そのため、病気の原因もどこで異常を来すのか?? これが問題でしょう。

ホルモンに関して有名な薬がステロイド剤!!
まだまだ、使うと不安があるイメージを持つ方も多い薬でしょう。

ステロイドホルモンの流れを見ていよう。

どこで、作っているのかというと副腎という器官です。腎臓の上に、ひょっこっと乗っています。

この副腎では、多くのホルモンを作っており、その一つがステロイドとなります。
また、その作る部位で出来るホルモンが変わります。

ちょっと、よく分からない方は、フードコートをイメージして下さい。

食事を出すところでも、ラーメン・ステーキ・たこやき・ハンバーガーなど種類が変わりますよね!?

これと同じで、副腎も部位(皮質・髄質)でホルモンの種類が変わります。
その中で、副腎皮質から出される糖質コルチコイド(別名コルチゾール)が良く耳にするステロイドとなります。
その他にも、アルドステロン・デヒドロエピアルドステロンなどがあります。

このコルチゾールが分泌されるまでの過程を見てみよう。
まずは、始点である視床下部から副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌刺激ホルモン(CRH)が下垂体へ向け分泌します。そして、下垂体からACTHが副腎皮質へ分泌され、ようやく副腎皮質ホルモンが分泌されます。

視床下部 ⇒ CRH ⇒ 下垂体 ⇒ ACTH ⇒ 副腎皮質 ⇒ 副腎皮質ホルモン
このような流れを持ちます。

そして、体内で副腎皮質ホルモンが過剰になった場合は、副腎皮質ホルモンにより視床下部へCRHを出さないで!!
このような伝令を送ります。

ステロイドの過度の使用が怖いと言われる理由が、これです。
体内では足りて無くても、薬で補ってしまう事が多いと視床下部で誤認識が起こるため、ホルモン分泌が上手くいかなくなることです。

そのため、ステロイドを急に止めてしまうと体内のステロイドホルモンも少ないので、リバウンドという悪化を招きます。
基本的には、短時間の使用や休薬期間だったり、徐々に減量などをして止める必要がありますね。

ステロイドの長期服用がもたらすデメリットは、脳にまで!? ステロイドについて知って、上手に付き合おう。 – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)

ホルモンバランスだけでなく、抗生剤・解熱鎮痛剤にも注意!!

基本的には、自分自身の免疫力で対応する事が重要です。
風邪などに罹ることで、抗体などが作られ風邪予防にも繋がります。

それを、抗生剤などに頼り過ぎると、免疫力も鍛えられないので風邪に引きやすくなりますね。

解熱鎮痛剤も同じで、発熱することで風邪などの異物を弱らせて身体から排除します。
しかし、それを無理に解熱する事は返って体内では悪循環とも言えましょう。

抗生剤・解熱鎮痛剤は、あくまで自分自身の免疫力では辛かったり、体力が無くグッタリしてる場合に頼る物であり、高熱でも元気がある方は少し様子を見る方が良いと言えますね。

ホルモンバランスを正すには、規則正しい生活が1番!!

結果的に、食事・運動・睡眠に乱れないか!?
これが大切となります。
心辺りがある方が多いでしょう。私もその一人ではありますね。

生活スタイルを変えるのは、容易なことではないでしょう。
仕事関係の付き合い・就労時間・家庭環境も様々です。

そんな時にサポートしてくるのが、漢方薬!!

同じ疾患でも治療方法が異なる同病異治という言葉もあるように、一人一人の治療法や体質改善が異なります。
その際に、対応しやすいのが漢方薬です。

もともと、加減という言葉があり調節して効果をもたらします。

例えば、補気薬の基本となる四君子湯がありますが、元気だけでなく血の不足も加わった症状に方には四物湯が加わり、八珍湯・十全大補湯などの薬がオススメとなります。

漢方薬は、足したり引いたりする事が出来るので、症状に合わせる事ができますね。
自分に合う漢方薬を始めるのが、体質改善つまり病気の改善や未病への第一歩となります。

まとめ

今回は、身体の中でのホルモンの流れを中心にした話でした。
ピタゴラスイッチのように考える事で、食事からの栄養も理解しやすくなるかもしれません。

医学的なイメージよりも、自分に分かりやすい方法で理解して、自分の体調や病気を理解していきましょう。

同じ病気でも自分の症状が少し異なり悩んでいれば、東洋医学の出番です。

以上、参考になれば幸いです。

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