はーい。こんにちわー。
元気堂でーす。
夏の定番のお茶といえば、はと麦茶!!
子供の頃は、よく飲んだ覚えはないでしょうか。
他のお茶の多くは、茶葉であり、その発酵に違いで味わい・成分も変わっていきます。
しかし、はと麦茶は、茶葉でなく穀物の麦でありカフェインを含みません。
そのため、子供も妊婦さんも安全に服用できます。
このはと麦茶は、夏にオススメな理由の1つに、体内に蓄熱した熱を冷ます働きがあります。
そして、民間療法としてイボ取りにも使われてきた歴史もあります。
基本的に、以下の写真のように外皮がお茶として使われています。
その実の部分の多くは、薏苡仁(よくいにん)として生薬として使われます。
一般的に、麦茶として使われている実の外皮(焙じハトムギ)
ヨクイニン
ハトムギは、夏の肌荒れ対策にも、Good!!
■ 吹き出物やニキビについて、オススメ!!
【吹き出物・ニキビはどうしてなるの?】
吹き出物・ニキビは皮脂が毛穴にたまり、そこに菌が感染して化膿し、炎症を起こすものです。
多くは性ホルモンの働きが活発になって、皮脂の分泌も盛んになる思春期に発症します。
また、ストレス・暴飲暴食・肝機能の低下、便秘などもニキビができやすくなります。
できる部位は、皮脂腺の多い、顔面や背中、首などに多発します。
【ニキビの治療は?】
軽症のものなら、洗顔、イオウローション、抗生物質などを使えば大抵は改善します。ここまでが、みなさんがよく通う皮膚科の領域です。
皮膚科のニキビ治療は、表面の殺菌消毒治療であるため、化膿がひいても、結局は再発するのです。
一時的なニキビでしたらそれでかまいませんが、繰り返してできる方にはなんの解決にもなっていません。
そんな時には、ハトムギ・薏苡仁を試してみよう!!
ハトムギ・薏苡仁は、肌の水分代謝を促進し、余分な老廃物の排出をスムーズにしてくれます。
身体を体内から掃除してくれるので、夏の解毒にはもってこいでしょう。
また、肌への水分と栄養の循環を促し、衰えた肌のターンオーバーを正常に整えてくれます。
これらにより、イボ・肌荒れの民間療法としても優秀な生薬でしょう。
肌荒れが酷い場合には、漢方薬も考慮に入れよう。
例えば、以下の通りとなります。
脂漏性湿疹・・・十味敗毒湯
顔全体(赤みがあり、膿やすい、特に頬の部位)・・・清上防風湯
化膿が強い・・・荊防排毒散+金銀花
顔全体に小さなブツブツ、鳥肌のようにざらつく幼若性のもの(ホルモンバランスの乱れ)・・・当帰芍薬散
顔色が紫色(瘀血症状)・・・桃核承気湯
あくまで、参考例です。これを、軸にホルモンバランスの乱れと頬の赤みの吹き出物やニキビがあれば、当帰芍薬散+清上防風湯を合剤にするなど加減すると、より自身にあった漢方薬となります。
漢方薬は、各々の体質により、変わります。先ほどに述べてない漢方薬も使うことはあります。
元々の原因が肝機能の低下であれば、それに対応する漢方薬ですし、ストレスであれば、それもまた違う漢方薬を服用した方がいいでしょう。
漢方薬を服用し始めると、経験上2つののパターンで治る方がいます。
① 緩やかに炎症を抑えていき、鎮静していくもの。
② 一見、悪化したかのように膿が出ていき、急速に治るもの。
この2つがあります。大抵のものは、①のパターンです。②の場合は、悪化したと思い、止めそうになる方もいますが、頑張って続けてもらうと、①のパターンよりも早く改善します。
これは、その服用した人の排毒作用(解毒効果)の違いだと思われます。人間は、悪いものを体外へ出す力がそもそも備わっています。それが、低下する事で、吹き出物やニキビができます。
それを、漢方薬はサポートすることで、吹き出物やニキビがなりにくい体質へ改善するものなのです。
まとめ
夏は、体内に夏が籠もりやすく肌荒れだけでなく、胃炎・不眠症など様々な症状をもたらします。
そんな時には、手頃なはと麦茶で排熱をして体調を管理してみてはいかがでしょうか!?
以上、参考になれば幸いです。