ナトリウムの取り過ぎが、アトピー性皮膚炎の原因に・・・。1日の食塩摂取量の目標は、男性7.5g未満・女性6.5g未満に抑えよう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

日本では、以前より喘息・アトピー性皮膚炎といった解毒体質が多い傾向にあります。
もしかしたら、日本食が原因かもしれません。

一昔前の日本食は、塩分が多い食事の代わりに、脂肪食・肉食が少ないので、胃炎・胃癌などのが多い傾向でした。
しかし、食事の欧米化により、乳癌・大腸癌などが増えているのが現代ですね。

それでも、日本食には欠かせない醤油・味噌・漬物・干物などには塩分はよく使われています。

そんな塩分でもナトリウムの多量摂取が、アトピー性皮膚炎のリスクに影響している可能性がある事が判明!!
塩分は、塩化ナトリウムのため食塩が大いに関わりますね。

これは、米国・カリフォルニア大学サンフランシスコ校のBrenda M. Chiang氏らによる研究結果では、ナトリウム摂取量が増加するとアトピー性皮膚炎の罹病リスクが上昇を確認。

この事からナトリウム摂取量を制限することが、アトピー性皮膚炎の改善に繋がるかもしれません。

どんな研究だったのか!?

研究グループは、尿中ナトリウム量をバイオマーカーとした食事による推定ナトリウム摂取量と、アトピー性皮膚炎の関連を横断研究で調べたをした。
つまり、食事から得たナトリウムを尿中のナトリウム量から把握するという意味ですね。

結果的には、推定24時間尿中ナトリウム排泄量の1g増加は、アトピー性皮膚炎・活動性アトピー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎重症度と、いずれも正の関連が見られたようです。

米国国民健康栄養調査の1万3,014例を対象とした検証コホートでは、食事思い出し法を用いて推算した食事によるナトリウム摂取量の1g/日増加は、アトピー性皮膚炎のリスク上昇と関連していたようです。

東洋医学では、陰陽のバランスの崩れが原因。

基本的に、身体を潤す陰が不足すると反対に身体を温める陽が強くなるので、皮膚炎などが生じます。

塩分を舐めると、口渇感なども感じ水分を欲します。

このような身体の反応をみると、ナトリウムが潤いを不足させる可能性がありアトピー性皮膚炎にも影響が出ているかもしれませんね。

ちなみに、食塩を取るなら天然塩といわれる岩塩・藻塩などがおすすめ。
それは、ナトリウムだけでなくマグネシウム・カルシウム・カリウムなどの多くのミネラルが混ざっている事が多いからです。

特にカリウムは、利尿作用があるので、食養生でも血圧予防としても使われる栄養素です。

つまり、天然塩は他のミネラルを含むために食塩よりも血圧などにも影響が出にくい。
しかし、あくまで塩である事には違いないので取り過ぎ自体は、身体に良くありませんね。

まとめ

ナトリウムの取り過ぎは、高血圧などの生活習慣病にも関与するので、制限するのは健康には良いことでしょう。

今回は、ナトリウムがアトピー性皮膚炎にも影響がある可能性があるので、皮膚が敏感な方は気をつけると良いかと思います。

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:JAMA Dermatology誌オンライン版2024年6月5日号掲載の報告。

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