もうすぐクリスマス!! 定番料理である七面鳥・チキンで、ぐっすり快眠!? 睡眠改善の鍵は、トリプトファン!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

クリスマスの料理といえば、海外ではターキー(七面鳥)のイメージはないでしょうか。
日本では、ケンタッキーなどの鶏肉を食べてはいませんか。

特に、海外では七面鳥の中に詰め物をして丸焼きを食べるのが一般的ですね。
そのため、お腹いっぱいになり寝てしまうTurkey comaという現象があります。この事から、七面鳥に含まれる成分が、睡眠に関係があると考えられています。

実は七面鳥の肉には、トリプトファンというアミノ酸が大量に含まれています。
トリプトファンは、必須アミノ酸であり人の体内では作る事が出来ないので、食事からの摂取が必要となります。

そんなトリプトファンは、食事から取られると血液脳関門を通過して脳内に入ります。
そして、セロトニンを作る原料として役割を果たします。

セロトニンといえば、別名で幸せホルモンとも呼ばれるホルモンです。
精神を安定させる働きがあり、日頃のストレス・抑うつ感の予防に働きます。

このセロトニンが多くなる事で、これを原料に松果体でメラトニンが作られます。
このメラトニンは、睡眠ホルモンと呼ばれ、眠気を促す作用をもたらします。

つまり、トリプトファンを食べる事で、ストレスにも睡眠にもよく働くようですね。

流れとしては、トリプトファン ⇒ セロトニン ⇒ メラトニン となります。

実際には、鶏肉の方がトリプトファンが多い!!

実は、七面鳥よりも鶏肉の方が多くトリプトファンが含まれています。
そのため、わざわざ睡眠を良くしたいなら七面鳥でなくても良いでしょう。
トリプトファンが含まれるのは、肉類だけでなく牛乳・魚・ゴマ・豆類・穀物にも含まれるので、肉芽苦手な方は別な方法でも取り入れる事が可能となります。

セロトニンの分泌には、日光浴が良い!?

セロトニンの分泌を促す1つの方法として、日光浴を耳にしますね。

しかし、何故に日光浴がいいのか??

これは、セロトニンからメラトニンを作るときに働く酵素が関係しています。
アリールアルキルアミン-N-アセチルトランスフェラーゼという酵素は、日光によって活性化・暗くなると不活化する特徴があります。

つまり、酵素の働きを良くするには、日光浴が大切となります。
その他にも、骨を丈夫にしたり、朝の体温を上げて内臓を温める事で消化を促したりなど様々な役割を持ちます。

寒くなってきたら、日向ぼっこを取り入れよう。太陽から得られる効果とは?? – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)

オススメは朝日を15分程度浴びよう!!
これだけでも十分であり、冬はそれ以上浴びても良いでしょう。
夏よりも日照時間も短いので、小まめに浴びる心がけると良いでしょう。

料理が苦手・・・・。それなら、朝食に納豆を食べよう!

日本食には欠かせない大豆の豆類にも、トリプトファンが豊富です。
納豆・豆腐の味噌汁で、朝食に大豆だらけですが、これが実は身体には良かったのが日本食。

大豆の栄養といえば、大豆イソフラボンが有名ですね。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンによく似た構造をしています。

そのため、ホルモンバランスが崩れがちな女性にも、オススメとなります。また、欧米食が多くなり増えている乳癌予防にも良いとされます。実際にも、毎日みそ汁を3杯以上取る人は、1杯以下しか取らない人に比べると、乳がん発症リスクが約4割も低くなることが判明しています。

特に納豆は、大豆に含まれるタンパク質を納豆菌が吸収されやすいアミノ酸に分解してくれます。
そのため、効率よくトリプトファンに分解できて活性化を促します。

ナットウキナーゼで、血液サラサラに!!

このナットウキナーゼは、納豆独自の酵素となります。

人の体内には、血栓を溶かす働きであるプラスミンという酵素があります。これがある事により、血液が固まらないで済んでいます。しかし、プラスミンを作る事に必要なTPA不足する事で、血栓を作りやすくなります。

ナットウキナーゼは、この血栓を溶かすことで心筋梗塞・脳梗塞など血管の詰まりを予防する働きがあります。

納豆と言えば、朝食のイメージがあるかもしれませんが、夕食の方が良いとされます。その理由は、先ほどのTPAは夜中の3~4時に最も低下する事が判明しているからです。納豆の血栓を溶かす作用は、体内で6~8時間続く事が判明しています。

この事から夕食に食べる方が、血栓予防にもなると考えられています。しかし、血栓予防の薬(ワーファリン)と納豆は相性が悪いので、自分が飲んでいる薬を確認しましょう。

免疫力を高める腸活にも納豆が良い!!

納豆菌は生命力がとても強く、過酷な環境でも死滅しません。
そのため、胃液などを耐え抜き、腸内でも効果を発揮します。そのため、悪玉菌を減らし、腸内環境を整える働きがあります。

腸内環境が良くなると、免疫力アップにも繋がります。腸内には、体内の免疫細胞が約70%も存在しているからで

しかし、食べ過ぎは納豆菌が増えすぎで、逆に腹痛などを起こす可能性もあります。何事も、適度な量が大切となります。

まとめ

クリスマスの料理の定番である七面鳥・チキンの効能についてでした。

最近では、ベジタリアン・ヴィーガンの方も多いので、その際には違う食材で取り入れると良いでしょう。

代表的な日本食である納豆は、簡単に取り入れる事が出来るので料理が苦手な方にはオススメ!!
食べる際は、加熱してしまうとナットウキナーゼが壊れていますので注意しましょう。

また、醤油・味噌・豆腐・油揚げなど至るところに、大豆が加工されています。大豆のような豆類は、補腎作用があり老化防止などにもオススメです。

以上、参考になれば幸いです。

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