はーい。こんにちわー。
元気堂です。
七五三の時期となりましたが、本来の意味合いを知っている人は少ないかもしれません。
しかし今も、子供の成長を喜ぶために行われています。昔は、子供の死亡率も高かったので、7歳・5歳・3歳に成長のお祝いをしていました。
今は、お祝い事として風習は続いていますね。
そんなお祝いの時の食事と言えば、赤飯・タイのお頭などです。
共通として、どちらも赤色が使われているのが特徴的ですね。
この赤色というのは、陰陽の陽のエネルギーが最も強い色とされています。
また、五行説という考えからも夏の色に区分されます。陽というのは、活動的・熱的なイメージです。夏は、一年で最も陽のエネルギーが強い時期となります。
なんで、赤色を用いているのか?? その理由とは??
赤色とは、邪気を払う力があるとされています。
悪い物から遠ざける意味合いも含めて、お祝いにしていたようです。
赤飯に使われているアズキ・ササゲは、邪気払いだけじゃない!!
実は、東洋医学において豆類は、補腎作用があるとされます。
この補腎作用は、未成熟な子の成長を促したり、老化防止の働きを持つとされています。
つまり、成長を促す働きがあります。そのため、子供の死亡率が高かった時代では、理にかなった食材だったと思われます。
また、アズキなどはサポニンが豊富な食材です。このサポニンとは、抗酸化作用が強い成分です。
生活していると身体は酸性に傾く事が多いです。その一例が血圧・血糖値・尿酸値が高くなったり、酸化物質によりガンを患ったりなど様々な病気が起こる可能性があります。
子供だけで無く、大人も健康的に過ごすためには、おすすめの食べ物となります。
生薬としても昔は赤小豆と呼ばれ、薬として使われていた歴史があります。
効果は、解毒・利尿・排膿作用により、排泄を促すことにより健康を保ちます。そのため、便秘予防の効果もあると言われます。
胃腸が弱い・虚弱体質にはアズキがオススメ!!
アズキには、胃腸の消化・吸収を助ける働きがあります。
胃腸の動きが良くなると、身体は水はけも良くなっていきます。そのため、胃腸を整える事で、余分な水分代謝を促すので、吐き気や嘔吐を防ぐ効果があります。
その他にも栄養のバランスが良く、ビタミンも豊富です。特に、ビタミンB1は、豆類の中でも多く含まれています。
そもそもビタミンB1って、身体に良さそう・・・。けれど、どんな働きがあるの??
このような疑問に思う方もいるでしょう。では、ビタミンB1とは、どんなものでしょう。
疲労回復のビタミンとも呼ばれ、 炭水化物 の代謝を促します。ご飯が主食である日本人にとっては、必要な栄養素です。その他にも、エネルギーを作る際のサポートをするため、身体には欠かせません。
また、ビタミンB1は、脚気という病気予防にも使われますし、玄米にも含まれています。最近では、玄米を食べることは減っているので、アズキから摂取も良いでしょう。その他にもビタミンB2も含まれ、脂肪代謝を促し、皮下脂肪の蓄積予防にも良いでしょう。
ここで、注意点が1つ。アズキの効果をより出させるには、皮付きの方が良いです。そのため、粒あんなどを選びましょう。
また、アズキには食物繊維が豊富であり、利尿作用を高めるカリウムも入っています。排便・排尿の手助けもしてくれます。便秘・むくみ・膀胱炎などで悩んでいる方は、取り入れてみてはいかがだったでしょうか??
まとめ
今回は、七五三の意味合い・お祝いに赤い食材が多い理由についてでした。
特に、赤飯は、身体の滋養強壮・胃腸に良いので普段から取り入れて、健康を保つのも良いでしょう。
また、これから七五三だけでなく、正月などのお祝い事が続きます。その中の一品としても用意してはいかがでしょうか??
以上、参考になれば幸いです。