旬の枇杷(びわ)を使いこなそう!!食べるだけでなく、貼付・入浴剤などの民間療法も!!

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

5月~6月に旬となるのが、枇杷(びわ)!!
果実の部分だけでなく、葉の部分も昔から使われてきた歴史があります。

栄養面においても、ビタミン類・ミネラル類・ポリフェノールなどが含まれ、生活習慣病・アンチエイジング・疲労回復などの効果をもたらします。

まずは、身近な果実の部分の効果について話していきましょう。

枇杷の果実・葉の効能・効果とは!?

■ 生活習慣病の予防

ビタミンC・クロロゲン酸・タンニンには、血中の悪玉コレステロールを減少させる働きがあります。
その上、果実に含まれるカリウム・β-クリプトキサンチンには、血圧の上昇を抑える働きがあります。

この事からも、高脂血症・高血圧予防となり動脈硬化なども予防に繋がります。

また、クロロゲン酸には、肝臓で脂肪を燃焼させる働き・ビタミンB群には、糖質や脂質を効率よくエネルギーに変える働きで、脂肪の蓄積を予防します。
肥満は、生活習慣病の1つであるため、より効果に期待が出来ます。
これらの成分は、抗酸化作用もあり老化防止にも良いので、美容効果にも!!肌が荒れやすい方・ニキビに困っている方にもオススメですね。

 下痢の改善

先ほども紹介した成分であるタンニンは、殺菌作用によって腸内の悪玉菌を減少させます。
悪玉菌により生じる大腸の炎症性の下痢を予防する効果が期待できます。

また、この作用により枇杷葉は、入浴剤としても応用されています。
細菌の増殖が抑制され、あせも・湿疹・肌の炎症の予防・改善にも良いでしょう。

■ 感染症の対策にも

β-カロテン・β-クリプトキサンチンには、粘膜や皮膚を強化するため、咳・のどの痛みなどを緩和する効果があります。
その上、ビタミンCにより免疫力を高める作用も!!
枇杷葉は、民間療法で咳止め・喘息の改善効果があります。

ビタミンCは、血液中の白血球(特に好中球)に多量に含まれており、体外から侵入してきた細菌・ウイルスなどを撃退する役割を担っています。

■ 疲労回復

ビワの果実を食べると感じる酸味には、クエン酸・リンゴ酸などの有機酸が豊富に含まれています。
体内の疲労物質である乳酸を分解しエネルギーに変える働きがあるため、疲労の蓄積が抑えられます。

■ 骨粗鬆症の予防

枇杷葉に含まれるウルソール酸という成分が、骨密度の低下を抑制し、強い骨を維持する効果があるとされています。

枇杷葉が使われている漢方薬とは!?

■ 辛夷清肺湯

鼻づまりを改善する漢方薬としては、すこし有名でしょうか。
体力が中くらい以上の人で、患部に熱感や痛みを伴うときに向きます。

つまり、辛夷清肺湯は、風熱の邪気・熱感が伴います。

そのため、辛夷清肺湯は、熱の症状があるので粘膜を潤し去痰を促す麦門冬・枇杷葉・百合が配合され、また熱を抑える清熱作用がある黄芩 ・山梔子・知母・石膏・升麻により抗炎症作用・解毒作用を目的として構成されています。

まとめ

今回は、旬となる枇杷・枇杷葉に触れていきました。

枇杷が少し苦手な方は、その葉を用いて健康になってみてはいかがでしょうか!?
民間療法としては、入浴剤のほかに葉をあぶって患部に当てたり、ビワの葉の上で温灸を行うビワ葉療法などもあります。

特に、ビワの葉灸は素人でも出来るので、お灸も始めやすいでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

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