整腸剤でも下痢・便秘を繰り返す・・・。そんな時は、オリゴ糖がいいかもしれない。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

近年では、健康ブームもあり腸活という言葉も当たり前となりました。

腸を良くするというのは、解毒にも良いだけではなく、腸脳相関という関係があるように、脳の活性に関わってきます。

そんな腸の状態が良くないという方は、意外と多いでしょう。

今回は、すでに知られている整腸剤やヨーグルトなどではなく、オリゴ糖に注目していたいと思います。

オリゴ糖って、なに??

糖と名前が付くだけあって、糖分の1種です。

糖には、有名なブドウ糖(脳のエネルギーになる)や果糖(フルーツの甘さ)などが知られているかと思います。

そんな糖の仲間でありますが、少し特徴的な糖でもあります。

オリゴ糖は、胃や小腸で消化・吸収されにくい!!そのため、食物繊維と共に腸内で効果を発揮します。

体内の不要な物を吸着し、体外に排出する働きがあります。つまり、身体のデトックスに良いという事です。

しかし、それだけでないのが、オリゴ糖です。

オリゴ糖は、腸内に存在する善玉菌の餌になるのです。そのため、善玉菌の増殖が進み、腸内環境が整う作用があります。

元々は、赤ちゃんの便通の良さから注目されて発見されたとも言われます。そのため、母乳にも含まれている成分です。

母乳内のオリゴ糖は、胎児の腸内のビフィズス菌を増殖させ、免疫機能をサポートしていることが明らかになっています。

東洋医学でも、腸と免疫については古くから言われております。漢方薬でも免疫力を上げる補気薬には、胃腸を元気にする生薬が含まれるのが当たり前です。

サムネイル画像

うぉーーーオリゴ糖って、そんなに凄いんだ!! 明日から飲み始めよう!!

腸活や便秘などで困っている方は、始めるのは良いかもしれません。

しかし、注意点もあります。

っえ!!赤ちゃんでも平気なのに、注意することがあるの??

適切な量を使うことです。意外と、飲めば飲むほど良くなるというイメージかもしれません。けれど、何事も適切な量が大切です。

良い食べ物でも取り過ぎれば、病気になります。

例えば、酒は百薬の長と言われますが、多くの方は取り過ぎです。おちょこ一杯くらいで、十分だとも言われます。

お酒は、身体を温め、血流を良くします。このように使えば、百薬の長にもなります。

多くの方は、飲み過ぎで胃腸や肝臓に負担をかけているでしょう。

オリゴ糖は、1日2~10gが適量と言われます。そんな多く摂取しなくても良いのです。

また、人によって体質や、その日により体調は変わるので、少ない量から始めるのが良いでしょう。良くも悪くも、腸に作用するので、下痢を起こしたり、腹部が張ったりすることがあります。

そう言われると、使いにくいなぁーーー・・・。

そんな方は、食材から摂取するのが良いでしょう。

オリゴ糖は、大豆・たまねぎ・ゴボウ・アスパラガス、バナナなどの食品にも多く含まれているため、これらの食品を食事に取り入れるのも良いでしょう。

ちょっと面倒だな・・・。と思った方には、お砂糖代わりに使う位で取り入れましょう。

糖分なので、砂糖の代換え品にもなります。

実際の研究結果は??

フラクトオリゴ糖8gを含む食品を、50~90歳の成人23名に2週間にわたり1日1回摂取させ、摂取前・摂取期間中(4・8・14日目)・摂取後8日目を検査した研究があります。

その結果では、摂取後のほぼすべての対象者において、ビフィズス菌が著しく増加した事が判明しました。

また、中止後には菌数が減少する結果も出たそうです。

摂取中では、糞便の硬さ・黒さも改善傾向になり便の状態も改善されたようです。

この研究では、摂取4日目からビフィズス菌の増加が見られたため、最低4日は使用すると良いかもしれません。

その他にも、1日1g、3g、5gでの量で研究でも、2週間後にはビフィズス菌の増加・排便回数の増加・便の堅さの改善が観察された模様です。中断で2週間後には元に戻ってしまう傾向があることが判明しました。

まとめ

便秘などで悩んでいる方には、朗報もしれません。適切な量で、砂糖の代わりに使ってみてはいかがでしょうか??

今回は、オリゴ糖での腸活についてでした。

あくまで、一つの手段です。他にも、漢方薬などの手段もあるので、自分に合う対処法を見つける参考にして貰えたら嬉しいです。

以上、参考になれば幸いです。

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA