人の体質は、3つに分けられる!!森道伯先生から学ぶべき体質診断。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

森道泊という先生は、漢方薬を勉強している人は聞いたことがあると思います。もし、知らない人は、覚えていってもらえると幸いです。

森道伯って、どんな先生!?一貫堂とは!?

森道伯先生は明治後期の名漢方医であり、【一貫堂医学】を体系化した人です。

この一貫堂医学は、人間の体質を3つに分類する事にありました。

①瘀血体質

②臓毒体質

③解毒体質

この体質に合わせて、漢方薬も分類していきました。

①の体質には、通導散。②の体質には、防風通聖散。③の体質には、柴胡清肝散・荊芥連翹湯・龍胆瀉肝湯。このように、分類をしています。

へぇーなるほど。これなら簡単に自分に合った体質を改善する薬が分かるね。そう思いませんか??

それでは、①~③の体質は、どういうものか話していきましょう。

自分は、どんな体質??一貫堂から学ぶ体質診断。

①瘀血体質(色白で、赤ら顔。寒い地方に多い。日本だと東北地方です。ロシア・アメリカの白人種の系統です。)

まず、瘀血とは、血の汚れを意味します。血液の機能が低下の結果、引き起こされる症状だと思ってください。

女性に多く見られます。これは、男性と違い、月経などで血の乱れを生じやすいからです。特に、産後には、この瘀血により様々な症状が身体に影響していきます。月経自体は、定期的な瘀血の排出作用ですが、現代社会では極端なダイエットや冷え・ストレスにより乱れることは多いでしょう。

また、更年期障害も瘀血症状です。さきほど話した定期的な月経が無くなるために、瘀血を排出する能力が低下するからです。東洋医学では、血の道の証と言われることが多いですね。

瘀血が生じ始めると、門脈のある下腹部(上骨盤腔)に起きやすいと言われます。特有に症状として、頭痛・めまい・耳鳴り・肩こり・動悸・便秘を訴える事が多いです。女性の大部分は、瘀血体質を持っています。そこで、処方されるのが、通導散という駆瘀血剤です。

しかし、私はそこまでメインで通導散の使用はしていません。駆瘀血剤でも、桂枝茯苓丸・温経湯・折衝飲などの漢方薬を多く使用します。その理由は、補血作用や補気作用を考えているからです。瘀血を駆除しても、身体の血が少なかったり、そもそも元気が無い場合があるからです。

イメージしてみてください。

水道で、蛇口をひねれば水がでます。その水を血や気と置き換えて、その勢いを駆瘀血剤だとしましょう。その水自体が少なかったり、もはや無かった場合は何を流すのでしょうか?

私は、そのために補血作用・補気作用を含んだ駆瘀血剤を使用します。なかには、十分にあるけど流れ自体が悪い人がいます。その場合は、通導散の使用をおすすめします。

②臓毒体質(一般的に骨格がたくましく、脂肪型・筋肉型が多い。)

臓毒とは、臓器(東洋医学の5臓である肝・心・脾・肺・腎)の新陳代謝の障害、その他の食毒や梅毒などの外部からの毒が身体に蓄積したものをです。

この臓毒を、さらに4つに分類をします。風毒・食毒・梅毒・水毒です。

風毒は、風邪・破傷風・中風(脳血管障害の後遺症)があります。全てに、風の文字が入っていますね。

食毒は、食事による毒で、偏食や美食により現れる病気です。

梅毒は、性感染症です。

水毒は、腎臓の排水障害のため、排出すべき老廃物が体内に溜まった症状です。尿毒症・膀胱炎・腎臓病などがあります。瘀血症状と同じく、男性より女性に多い傾向があります。

この4毒にたいして、防風通聖散という漢方薬を使用します。また、排出する機能を高めるには、補腎薬という漢方薬を服用するのも良いのかもしれません。

③解毒体質(痩せ型で、首が長く、胸が狭い。リンパが腫れやすい。)

解毒体質とは、昔で言う結核になりやすい方です。アトピーや喘息持ちもここに当てはまります。

肝臓の解毒作用が追いつかず、様々な症状が現れます。そのため、この体質の子供は、風邪を引きやすい・咽頭炎・気管支炎・鼻炎などの炎症性疾患に冒されやすいです。この場合は、柴胡清肝散で体質改善を狙います。それでも、青年になっても、蓄膿症・肋膜炎などを起こす場合は荊芥連翹湯を用います。

そして、壮年期になっても肝臓肥大にあわせて、膀胱炎・腎臓結核・などの症状が現れる場合は龍胆瀉肝湯に変更していきます。ちなみに、東洋医学では、普通の龍胆瀉肝湯と一貫堂の龍胆瀉肝湯は、中身が少し違うので、注意が必要です。

解毒体質は、日本人に多い体質です。私も、先生の処方を良く使用させてもらいます。その上で、ぞれぞれの症状に合わせています。瘀血体質も混じっているなら、駆瘀血剤を加えたり、ストレスで自律神経が乱れていれば、補気剤や気持ちをリラックスさせるような漢方薬の検討もします。

まとめ

最後に、同病異治というのが東洋医学では当たり前です。この言葉は、同じ病と診断されても、治療は異なるよ。って意味です。悩んでいたら、東洋医学の検討も考えてはいかがでしょうか??

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

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