⑦ 【臓腑弁証・肝・胆証】 東洋医学って、少し興味あるけど、難しそう・・・。分かりやすく解説。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

気・血・津液などを学んでいき、ついに臓腑にたどり着きました。ここを押さえれば、もう漢方薬や東洋医学は、敷居が高いとは思わなくなっているでしょう。何事も基礎が大事です。

かの漫画スラムダンクでも、主人公の桜木花道が、ゴリから基礎と固く言われています。まぁーそこまで、厳しくは無いのですが、学んでいきましょう。

臓腑弁証【肝・胆証】

肝・胆の失調により、現れる症状です。東洋医学では、肝と胆は表裏の関係と言われます。あまり突き詰めると、難しさが上がります。位置・経絡・生理など密接な関係なので、無くてはならない関係またはご近所さんくらいなイメージでいいです。

大きく、この証を分けると、8つに分類されます。

ここで、8っつも!?と思うかと思いますが、安心してください。ここまで、基礎を学んだ方は、すでに何となくでも理解できる状態になっています。それでは、学んでいきましょう。

①肝気鬱結

肝の疏泄作用が低下した状態です。疏泄!?馴染みのない言葉ですが、題名の字をみてください。

肝の気が鬱結した状態つまり、肝の気滞があり、全身の気の流れが落ちている状態です。東洋医学は、そのままのイメージで表すことが多いです。分からないときは、そこから意味を組みとると良いでしょう。

この肝気鬱結が起こると、どのような症状がでるのでしょうか??

イライラ・悶々とした状態、ため息をつきやすい、胸脇部や喉につまった感じがある、反発心・感情を抑制できない状態。経絡上に沿った張りや痛み。月経前に症状が悪化、月経不順、乳房や子宮の張るような痛み。

症状も、気が停滞した症状が多いです。そこに、肝の失調で起こる【怒り】の症状が加わっています。

そして、この疏泄不良は、2次的な症状を起こさせます。

■肝脾不和

脾の運行作用が2次的に低下した状態。

便秘と下痢を繰り返す、ストレス性の腹痛・下痢、腹部に張った痛み・不快感、おならが溜まる、食欲不振などの症状が加えて起こります。

■肝気犯胃

胃の働きが2次的に阻害された状態。

胃のあたりの不快感、げっぷ、嘔吐、悪心などで症状が加えて起こります。

■肝気犯肺

肺の機能(宣発・粛降)が2次的に阻害された症状。

呼吸しにくい、喘鳴、ストレス発作、重度だと呼吸困難などの症状が加えて起こります。

■気滞痰凝

痰(津液の機能の低下)が生成され、痰と気が交じり合った梅核気を生じる。

梅核気とは、喉に梅が詰まったように息苦しさ・つかえを感じる症状を加えて起こします。

②肝火上炎

先ほどの肝気鬱結が長期化したことで、熱の症状を帯びた状態。そのため、症状はイライラが増し暴発的な怒り、激しい頭痛・扁桃痛、耳鳴り、難聴、口苦、じっとできない、小便が濃い、便秘、口渇などの症状が出てきます。

③肝血虚

肝の血が不足した状態。

肝は、目に関与するために、目の疲れ・渇き、目のカスミ、視力の低下。または、筋肉にも影響する特徴をもち、こむら返りを起こします。ほかには、耳鳴り(低温のセミのような声)などの症状が特徴です。

主に、目と筋肉の症状がでる特徴です。

④肝陰虚

肝の陰液つまり冷やす作用や潤す作用が低下するために、熱の症状(虚熱)が起きた状態。

肝血虚の症状に加えて、不眠、手足のほてり、寝汗などの症状が出てきます。

⑤肝陽上亢

肝陰虚(肝腎陰虚)になり、肝の陽気(温める力)が制御できない状態。または、肝火上炎が長引いて、陰液が消耗した状態。

肝火上炎と肝陰虚の症状が混じった状態です。

⑥肝風内動

筋肉び痙攣・振るえ、動揺などの症状をともなうもの。肝には、それを3っつに分類します。

■肝陽化風

肝陽上亢から、肝風内動がでた症状。

■熱極生風

肝火上炎から、肝風内動がでた症状。

■血虚生風

肝血虚あるいは、肝陰虚から、肝風内動がでた症状。

⑦寒滞肝脈

肝の経絡に、寒さが侵入し、それが停滞した状態。

肝・胆の経絡上に痛みや張り(胸脇部・横腹・鼠径部・陰部)。それに、加え冷えの症状である手足の冷え、多尿、尿が薄いなどが現れる。

⑧肝胆湿熱

肝胆の経絡に、湿熱が現れる状態。

肝・胆の経絡上にジクジクした発疹や痒み(胸脇部・横腹・鼠径部・陰部)。それに加え、肝気鬱結の症状と熱の症状が合わさる状態。

以上、肝胆についてです。肝気鬱結から、移行して起きるもが多いので、そこを重点的に学んでもらうといいです。

参考になれば、幸いです。

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