はーい。こんにちわー。
元気堂です。
この時期になると、アカギレ・ヒビ割れ・しもやけなど肌の潤いが低下する事により、裂傷なども起こりやすくなります。
基本的には、乾燥により身体への影響が起きることで、肌を守る力が低下する事で生じます。
そのため、日頃からケアをする事が大切にもなります。
しかし、それでも生じてしまう場合には、紫雲膏(しうんこう)という薬用軟膏の出番でしょう。
紫雲膏とは!?
紫雲膏は江戸時代の医師である華岡青洲翁が考え出した軟膏です。元々、潤肌膏から派生しており、これに豚脂が入ることで、紫雲膏と名付けられました。
基本的には、怪我や潰瘍などに用いられていますが、痒みにも使用でき汎用性が高い軟膏でしょう。
私も、薬用軟膏の代表的な太乙膏・紫雲膏は常備薬として、持っています。
どちらもオススメな軟膏なので、試してみるのも良いでしょう。
生薬構成が実にシンプル!!
紫根(しこん)・当帰(とうき)の2つとなります。
紫根は、炎症や痛みを抑え、解毒・抗菌作用により化膿も防ぎます。
また、当帰は補血作用に優れ、肉芽形成を促進します。この二つが入った紫雲膏は、患部の治癒を早め、皮膚をなめらかにします。
特に、紫根は美容にも応用されているので、耳にした事があるのではないでしょうか。
また、化学成分を使わないので口に入ったり、ペットが舐めても基本的に問題がないのも、オススメとなります。
台湾獣医師:林 獣医師の紫雲膏による治療を紹介!!
約半月程度で、かなりの効果が見受けられますね。
このようなかなり深手の傷にも使えるので、怪我したら使ってみるといいかと思います。
基本的に、薬用軟膏がオススメなのは、血肉を構成する生薬が使われている点です。
抗生剤などの軟膏は、あくまで化膿予防であり悪化しないようにしますが、傷を塞ぐことを促すわけではありません。
東洋医学の優れているには、あくまで自身が持つ正常に治す力を促す事をサポートする事です。
興味があれば、試してみると良いかと思います。
以上、参考になれば幸いです。