はーい。こんにちわー。
元気堂です。
現代社会では、生活習慣病が身近となり、加齢と共にそのリスクも高くなる傾向となります。単純に、若い時よりも代謝が落ちている事もありますが、若い時の食事量に加えて、お酒も増える事も起因しています。
また、加工食品の増加が体重増加にも影響を及ぼしています。
肥満の原因は、身体がタンパク質を欲している事だと考えられています。これは、タンパク質レバレッジ仮説と呼ばれます。デビッド・ラウベンハイマー教授とスティーブン・シンプソン博士によって、2005年に提唱された仮説です。
多くの人が脂肪・炭水化物を摂り過ぎるのは、身体がタンパク質に強い食欲を持っているために欲求を満たすためかもしれないのです。また、そのタンパク質への欲求は、エネルギーとなる脂質・炭水化物よりも強い事がわかっています。
そして、加工食品は手軽であり、食卓に並ぶことも多いでしょう。しかし、意外とタンパク質の含有量は少ないため、身体が満足しないので、多く食べてしまう悪循環が生まれます。タンパク質は少ないけど、カロリーは高くなる・・・。こうなると、徐々に体重増加してしまいます。
食事中のタンパク質が少ないと、他の脂質・炭水化物で食事の量が十分でも、タンパク質を得るために過食に働き、エネルギー過多を引き起こしてしまうそうです。
まずは、タンパク質について知る必要がありますね。
タンパク質とは、何か?? どのように摂取するのが効率的か??
タンパク質は、アミノ酸からなり身体を構成するには必須の栄養素となります。身体を作るすべての細胞に存在し、細胞の修復にも欠かせません。
タンパク質と言えば、肉!! これは、イメージできるでしょう。
その他にも、牛乳・魚介類・卵・大豆・豆類などがあります。種類も豊富であり、食事に取り入れる事は容易でしょう。
そして、重要なのが朝食です。
研究結果では、朝食において十分なタンパク質を摂るか取らないかで、食事量に大きな差が判明したそうです。朝食でタンパク質を十分に取ることで、その後の食事量が増加せず、1日のエネルギー摂取量の低下する事が分かりました。
逆に、朝食にタンパク質が不十分だと、その後の食事でタンパク質を得ようと多く食べてしまう傾向が見られたのです。これは、1日を通してタンパク質への欲求が高まる可能性も考えられています。
つまり、自然に食事量を減らしてダイエットをする場合には、朝食に十分なタンパク質を食べる事が良いでしょう。これにより、1日のタンパク質への欲求も抑えられるでしょう。
ちなみに、1日の摂取すべきタンパク質は、おおよそ卵10個分(納豆10パック・サラダチキン2個・豆腐4丁)くらいであり、全てを食事から取るとなると難しいかもしれませんね。
まとめ
タンパク質レバレッジという考え方についてでした。朝食を取らない方で、体重を気にしているのであれば、食事を気にしていく必要があります。
また、脳は寝ている間にも働いているので、朝食を取る方が身体には良いでしょう。また朝食を取る事で、胃腸の働きも良くなり、身体も温まります。
1日の養生は、まずは朝食を見直していきましょう。
以上、参考になれば幸いです。