はーい。こんにちわー。
元気堂です。
今日は、初夏の食中毒対策となる食材を紹介しましょう。
初夏から秋にかけてが旬となるのが、ゼンマイです。なかなか、調理に使う方が減っているかもしれませんが、この時期にはピッタリとなる食材です。
ゼンマイは、この特徴的な形から縁起が良いとされています。昔から銭を若葉が巻いているような形と問われ、御節でも使われる食材です。
ビタミン・ミネラルなどの栄養が豊富であり、夏バテ防止にも役に立つのがゼンマイです。
しかし、山菜である特徴の一つであるアク取りが大変となります。
そのため、保存食として売られている干しゼンマイが楽に使えるかと思います。
ゼンマイは、紫萁(シキ)と呼ばれる生薬。
生薬と聞くと、薬のイメージに早変わりですね。
その薬効は、駆虫・止血作用があり清熱解毒を促し、血を冷ます作用となります。
そのため、身体が水分不足で毒素が溜まりやすくなったり、熱が籠もることを防いでくれるのです。
また、熱が帯びると出血し易くなるのが人体の特徴でもあります。そこを血液を冷まして改善する作用があります。
この事から民間薬として、風邪による発熱・下痢出血・回虫鉤虫・吐血・痔などにも使用されてきました。
この役割から清熱涼血薬に分類されます。
清熱涼血薬とは、血の熱を改善する薬のことを言います。有名な生薬では、生地黄・牡丹皮・紫根・赤芍・丹参・山梔子・黄連などを指します。
ゼンマイかぁー、あまり調理法が分からないし・・・。
山菜を常に食べることは多くないかと思います。ゼンマイというとナムルや煮物ぐらいしか思いつかない事もあるでしょう。
また、中には苦手だ・・・。そもそも、料理しない・・。
そんな方に、他の手段で清熱涼血薬となる漢方薬を紹介しましょう。
■ 甘露飲
滋陰和胃・清熱化湿という効能があります。簡単に言えば、身体に潤いを与え、胃腸を整えます。また、湿や熱邪による発熱・嘔吐・下痢などの病気を治します。
この甘露飲のおすすめなのは、初夏の食あたり・食欲不振に良いことです。また、唾液量を活性化するので歯槽膿漏や歯肉炎など口内環境も改善するのです。
ドライマウスの方には、ファーストチョイスの漢方薬とも呼ばれています。
まとめ
意外と知らないゼンマイの旬と効果についてでした。見た目が苦手な方も、今回の記事で食事に取り入れてくれたら、嬉しいです。医食同源という言葉がある通り、食事からの改善が一番かと思います。
それでも、忙しくて難しい方は、漢方薬など東洋医学に頼ってみてはいかがでしょうか??
以上、参考になれば幸いです。