はーい。こんにちわー。
元気堂です。
日本人を対象に研究した結果で、このような事が明らかになったのです。
そもそも、網膜静脈閉塞症って何??
網膜に繋がっている静脈が詰まる事で、血流が滞ります。そのため、視力低下・視野が欠損するなどの眼疾患を生じます。
高血圧や高脂血症がリスクと言われ、年齢と共に発症しやすくなると言います。実は、人によっては、自然に改善することもある病気です。
網膜全体は、細かな血管という網が通っています。それが、すみずみまで栄養を運ぶ役割を果たしているのです。その閉塞部位で、2つに分類もされます。中心部で障害を受けると網膜中心静脈閉塞症、分岐先で閉塞が生じると網膜静脈分枝閉塞症になります。
一言で言えば、網膜の静脈が詰まってしまう病気です。
この病気に方は、心臓・脳の血管も詰まりやすい!!
網膜静脈閉塞症が起きる原因の多くは、静脈と隣接している動脈に生じる動脈硬化にあります。
この事から他の動脈硬化による心筋梗塞・脳卒中などを発症しやすいと考えました。
この考えを元に、東洋医学の観点から注目してみましょう。
基本的に眼疾患は、肝が関わっていきます。その肝の主な役割とは、疏泄作用というものです。
疏泄作用とは、滞りなく隅々に流れを良くすると言われます。つまり、気の巡りに関与しています。気には、全身の流れを調節する役割があるので、血液の流れにも作用すると考えられます。
また、肝と心は母子の関係(相生関係)があり、肝が弱ると心にも影響が現れます。
相生関係とは、お互いに助け合う関係を意味します。特に、母である肝が子である心への影響は大きくなります。
また心は、血脈を司ると言われ、全身へ血の循環に作用します。
この事から肝の疏泄作用が低下したことにより、心臓や脳の循環に作用したのではないでしょうか。
まとめ
今回は、網膜静脈閉塞症が心臓や脳に影響するという研究の紹介でした。
東洋医学の考えでも、あり得る話だと思います。もし、東洋医学から予防をアプローチをする場合は、肝を元気にする漢方薬が良いかと思います。
代表的な漢方薬は、杞菊地黄丸が目にも作用しおすすめです。
また、疏泄自体を改善する四逆散も良いでしょう。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:「Medicine」に12月30日掲載
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