はーい。こんにちわー。
元気堂です。
今回は、御節料理についてです。由来は、中国から伝わったと言われます。東洋医学の考えで、1年を24に分けています。その中で、節句として残っているものもあります。
特に正月は、1年間の収穫・神様を祭るために、御節料理が当たり前となっています。また、お重に配膳されるのは、めでたさ・幸せを重ねるといった意味もあります。
使われる食材の意味を知ろう。
【1の重】
■ 黒豆
健康や滋養強壮を促すと言われ、長生きを願う食材です。豆類は、補腎作用があり、老化防止には良いとされます。
また、まめまめしく働くようにと願いもあります。
■ 昆布巻き
喜ぶという言葉遊びもありますが、黒髪を保ったりと、若々しくするため老化防止の縁起物として扱われています。
■ 栗きんとん
戦で縁起を担ぐために、勝ち栗を用いていました。栗きんとんの黄金色が豊作の願いが込められています。また、栗にも、滋養強壮を高めるので健康を願う意味もあります。
■ 伊達巻
重要な書物が昔は巻物の形をしてました。そのため、知識が豊富になるようにと願いが込められています。
■ 数の子
これは、子宝を願っています。子孫繁栄を意味としています。
■ 田づくり
畑の肥やしに使用できるほど多く取れたため、五穀豊穣の意味合いを持っています。名前からも連想しやすいでしょう。
■ 紅白かまぼこ
日本は、白黒より紅白で分けることが多い国です。国旗や紅白歌合戦などがあります。
そのため、日の出をイメージしています。かまぼこの赤色は喜び・華やかさ、白色は神聖さという意味が込められています。
【2の重】
2の重は縁起を担ぎ、海の幸と焼き物を入れ、さらに、酢の物や和え物を入れます。
■ ぶり
出世魚と呼ばれ、将来出世できるようにと願いを込められています。
■ 鯛
鯛は、赤く華やかなさもある上に、めでたいとの言葉遊びから来ています。日本のお祝い膳には欠かせないでしょう。
■ 海老
海老のように、背中が丸くなるまで長生きができるようにと願って入れます。
■ 紅白なます
やはり、紅白が好きな日本。水引きのような形状であり、お祝いの意味と口直しとしての役割もあります。
【3の重】
三の重は、山の幸を多く用いた煮物を入れます。
■ 蓮根・里芋・ゴボウ
蓮根は、将来の見通しが良くなるようにという意味が込められます。
里芋は、親芋から子芋がたくさんできることから子孫繁栄を願っています。
牛蒡は、土の中に長細く根を張るため、商売が代々続くようにという意味です。
まとめ
一度は、聞いた事があるとは思いますが、改めて見るとよく考えられた料理です。最近では、御節料理離れになっていますが、縁起物と思い今年から始めてみてはいかがでしょうか?
自分で作らなくても良い時代です。やっと、コロナも落ち着いてきたので、来年への希望も込めて、御節料理も良いでしょう。
以上、参考になれば幸いです。