はーい。こんにちわー。
元気堂です。
今回は、山に入れば注意書きでみるマムシについてです。このマムシは毒をもっているので、かまれないように気をつけましょう。
このマムシは、昔から滋養強壮として使われてきました。現在でも、粉末にして好んで服用している方も多くいます。
けれど、滋養強壮のイメージだけで本当に効くの??
本当のところは、どうなのか?? 今回は、追求したいと思います。
マムシはウナギの何倍もの効果が!?
マムシの成分で、効果が最もあると言われるのは、シスタチオニンという成分です。
シ・・・シスタチオニン!? 初めて聞くよ!!どんな成分なの??
簡単に言えば、アミノ酸の一種です。いくつかのアミノ酸が結合して出来た成分(ペプチド)です。
このシスタチオニンは、グルタチオンの前の物質(前駆物質)と呼ばれます。
つまり、グルタチオンを作るためにはシスタチオニンが必要と言うことです。このグルタチオンは、抗酸化物質の中で最強と言われます。
酸化というのは、生きていれば知らないうちに進んでいきます。老化・生活習慣病・ガンや心臓疾患などの病気・しわ・しみなどの原因になっています。
それを防いでくれる最強物質がグルタチオンなのです。そのため、シスタチオニンが豊富なマムシは、抗酸化物質の塊だと思います。
ただ、人は自分自身で抗酸化物質は作り出しています。そのため、元気な人や成長期の子供には、あまり必要はないかと思います。このマムシが必要な方は、加齢により抗酸化物質の生産量は減っている人です。
生産が減り続けると、細胞がバタバタと壊れていきます。結果、身体機能が落ち、老化や慢性疲労が出てきてしまうのです。
マムシの持つシスタチオニンの濃度は、牛肉の80倍以上、うなぎの2000倍とも言われます。
これからは、土用の丑の日や夏バテには、マムシの時代が来るかもしれません。
マムシの東洋医学的効果とは??
マムシは、漢方では【反鼻】と言われます。解毒・攻毒・強壮の効能があると言われます。毒をもって毒を制すような薬効です。
ハンセン病や腫れ物、皮膚のしびれ、腹痛、痔疾などに用いられ【伯州散】という有名な処方もあります。また、日本では強壮、興奮薬として、粉末または黒焼きにして、過労時、冷え症などを目的にすることが多いでしょう。
そのため、マムシドリンクが良く耳にする商品だと思います。
実は、マムシには内服以外にも使い方があります。民間療法では、切り傷、化膿性膿瘍に外用剤として使用できるのです。
その中でも、マムシ酒が重宝されてきました。マムシ酒は内服だけでなく,扁桃腺炎,打身,切り傷,神経痛,歯痛などに外用する事が出来るのです。
まとめ
今回は、民間療法として使われてきたマムシについてでした。似たようなものでは、沖縄のハブ酒です。
日頃の疲れが出ている場合は、これらを取り入れるのも良いでしょう。蛇は、見た目から苦手な方も多いですが、その反面、滋養強壮剤としては優れているので興味がある方は使用してみてはいかがでしょうか??
以上、参考になれば幸いです。