はーい。こんにちわー。
元気堂です。
2024年の土用の丑の日は、8/5日ですね。
そのため、スーパーでも、ウナギの蒲焼きを良く目にするかと思います。
皆さんも、食べる準備をしているでしょうか?? ウナギが苦手な方は、うどん・牛など【う】が付く食事にすると良いでしょう。
ウナギのイメージが強く付いて締まっていますが、実はそうでもないんですね。
そんな土用の丑の日とは何ぞや?? このような疑問を持っている方もいるでしょう。
実際には、どんなものか説明できる人は多くないかと思います。
今回は、土用の丑の日について話して行きましょう。
土用の丑の日と東洋医学は密接な関係!?
日本には四季があり、立春・立夏・立秋・立冬と年に四回の季節のお変わり目があります。その約18日前からが土用と呼ばれます。
まず、何故に土用という言葉を用いるのか?? どっから出てきた!? このように思いませんか??
私自身も知らないときは、土曜日の事だと勘違いをしていました。週末には、ウナギを食べようくらいのイメージでしか無かったのです。
実は、この土用というのは、東洋医学と深く関係しております。
東洋医学の五行説は、1年を木・火・土・金・水の5つに分けます。そして、木は春・火は夏・金は秋・水は腎に分類されます。
ここで、お気付きかと思います。四季しかないのに、5つに分類は無理では・・・。
そこで、土は、その間の季節の変わり目に対応しています。
この五行説は、臓器も分類されており、各季節に起こりやすい病気も示しています。例えば、春は肝となり、ストレスや自律神経の乱れに関与が出たり、精神疾患が出やすい季節です。
土用に対するのは、脾となるので、胃腸の病気を気をつけることが大切になります。
そのため、精が出る食べ物を食べて胃腸を元気にする事が土用には必要です。
しかし、土用の丑の日は、どう関係があるのか?? まだ、疑問は残りますね。
これは、十二支の丑の事を指します。日にちを分割して、土用期間中に当てはまる丑の日を特別扱いしています。
諸説あるようですが、農耕の開始日・収穫の際に、丑の日を選んでいたり、その日に神を祀っていたり、農耕で牛を使用していたことなどあります。簡単にいえば、風習・目安程度の物ですね。
また、始めにも簡単に触れましたが、土用の丑の日には『う』のつく物を食べると、夏痩せ・夏バテを防止出来ると言われています。そのため、ウナギの蒲焼きだけでなく、うどん・うめ・うり・牛などでも構わないそうです。
有名な話ですが、ウナギの蒲焼きが有名な理由とは??
江戸時代に活躍した平賀源内が、流行らせたそうです。
熱い夏でもウナギを売りたい・・・。
でも、冬より油がのっていない。どうしたら、売ることができるんだ・・・。
困ったぞ。生活に支障が・・・・。
そんな時には
教えて、源内さーーーんと、うなぎ屋の店主が相談したそうです。
すると、平賀源内はひらめきました。
もともとあった丑の日に「う」の付くものを食べるとよいという風習を使い、ウナギ屋に「本日・土用の丑の日」と貼り紙をさせました。
これにより店は大繁盛し、「土用の丑の日といえばウナギ」と人々に広く知られるようになったのです。
また、ウナギには疲労回復に効果があるとされているビタミンB1が豊富に含まれいるので、夏バテ防止にはちょうど良かったのでしょう。
ウナギが持つ効能とは??
■ ビタミンA
ビタミンAには、皮膚や粘膜を健やかに保つ、暗い場所での視力を維持する、免疫力を高めるなどの役割があります。
■ ビタミンB1
ビタミンB1は、主に炭水化物をエネルギーに代謝する役割をもつ栄養素です。つまり、疲労回復には持ってこい!!であり、夏バテ防止にも良いでしょう。
苦手な方は、豚肉などにも含まれます。
また、神経の機能を正常に維持する役割がある上に、水溶性のビタミンであり日頃から摂取したい栄養素でしょう。
■ ビタミンB2
ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康維持や口内の炎症予防に役立ちます。脂質の代謝を助ける栄養素!!
油は、湿熱を生じさせ胃腸を弱らせるので、その改善にもオススメですね。
■ ビタミンD
ビタミンDといえば、骨を強化しますね。カルシウムの吸収をよくし、骨や歯を丈夫に保つ働きがあります。
そのため、更年期頃の女性や高齢者に特に取って欲しい栄養素となります。
また、日光を浴びる事で活性化されるので、真夏でも少しは日差しに浴びると良いでしょう。
その際の予防に他の栄養素であるビタミンが皮膚などを滋養してくれます。
■ オメガ3系脂肪酸
牛や豚などの脂肪酸とは違い、不飽和脂肪酸であるオメガ3系脂肪酸が含まれています。これは、血管を丈夫にして血液をサラサラにするため、生活習慣病の予防だけでなく脳の情報伝達をスムーズにしてくれます。
つまり、認知症の予防につながります。ウナギの他にも青魚にも豊富なため、日々の生活ではサバなどから取ると良いでしょう。
まとめ
土用の丑の日には、ウナギが身体を滋養するのでオススメです。
苦手な方は、他の『う』のつくものを食べると良いでしょう。ちなみに、土用中は、土いじり・旅行・転職などは良くないとされています。
実は五行説では、方角も分類されますが、土にはありません。
つまり、あまり動かない方がいいとされます。
一つの考えなので、大安や仏滅などを気にする方は、五行説を学んでみるのも良いかもしれません。
以上、参考になれば幸いです。