首肩こり・眼精疲労が続くと、自律神経失調症になる可能性!! その理由とは!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

9月後半になると、寒暖差・気圧・季節の変わり目であり、環境要因からも自律神経の乱れが生じやすくなります。

そして、男女ともに通年の悩みの1つである首肩こり・眼精疲労なども、この時期に悪化することも・・・。

では、どうして自律神経とこれらの疾患が関係があるのかをまずは知っていきましょう。

■ 眼精疲労と首肩こりが一緒に起きやすい理由とは!?

眼精疲労の原因には、姿勢が悪い・スマホやパソコン作業が長い・睡眠不足など原因があります。
これらの眼の働きに、実は自律神経が直接的に関わっていきます。
眼の不調を感じた際には、自律神経の乱れが生じ始めているので、注意が必要でしょう。

また、眼に向かっている自律神経は、首を経由しています。
そのため、眼の不調とともに、首が凝りやすくなります。これらが継続的に続くと、脳への血液や酸素もうまく循環できないので、頭痛・不眠・めまいなど症状も生じやすくなっていきます。

■ 自律神経について知っておこう。

自律神経とは、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするものです。意思とは関係なく、24時間働き続けています。

昼間など活動しているときに活発になるのが「交感神経」。
夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」。
この2種類があります。

意思と関係なく、働き続けるなんて、それは乱れもするって、そう思いませんか??そう思う方は、整えてあげてください。そうすれば、予防や治療に効果があります。

では、自律神経を整えるには、どうするのか!?

多くの方が、自律神経のバランスを崩している事があります。それは、無意識で進んでいるからです。

この社会では、ストレスに晒されることも多くなり、またスマホやパソコンの普及により、交感神経が強く作用しているかと思います。そのため、身体が興奮状態でいる事が増えるために様々な症状が出てきます。

不眠症や下痢症・倦怠感など症状は様々です。その理由は、自律神経は多く役割を持っているからです。そのため、自律神経失調症といっても一人一人の症状は変わってきます。

それでは、どのように整えるかが問題です。

答えは、簡単です。
睡眠・食事・仕事・休息・ストレスなどの日々の生活を見直す事が一番です。

おいおい!?そんな事は、分かってるよ!
見直す事って言われても、仕事が忙しくて、食事も不規則だし、寝るのも遅くなるから無理だよ。そういう方もいるかと思います。

■ 日々の生活から、少しずつ改善しよう!

自律神経を整えるのは、生活スタイルを見直す事が一番なのですが、難しい方もいるかと思います。

① 日光を浴びよう。
② 通勤は、歩きや階段を使用する。
③ 長湯でなくてもいいので、お風呂につかろう。

以上の3点を少しでも取り入れてみてください。その他にも、趣味で、ヨガやスポーツ・サウナなど時間が取れる方はおすすめです。
副交感神経への切り替え易くすると、だいぶ改善されるかと思います。

また、現代病である眼精疲労の原因を緩和する必要もあります。
基本的には、常にスマホなどを使用している事が多いので、眼の使いすぎですね。その上、それらを扱う姿勢や長時間同じ姿勢で首肩こりに拍車もかけます。

■ 東洋医学では、【肝】の役割が大切。

東洋医学において、【肝】は眼・筋肉を滋養する血(血液)の貯蔵庫です。
この肝は、とにかくストレスに弱く、ここが弱る事で肝の働きが落ちていきます。

肝は、疏泄作用という気の巡りなどを良くする働きがあるので、ストレスを流すに欠かせない働きを持っています。
ここが弱る事で、精神的な健康被害や気血の巡りが落ち、眼・筋肉を滋養する力も落ちていきます。

そのため、眼精疲労・首肩こり・ため息が多い・抑うつ感・イライラなどの精神状態があれば、肝を滋養する必要が出てきます。

その際の代表的な漢方薬として、逍遙散(しょうようさん)があります。

逍遙散は、不定愁訴などの原因が定かでない病状・疾患名がつきにくい症状に対して使われます。
また、疏泄作用の働きを促すため、気の巡りを改善したり自律神経の乱れを整えます。

特に、構成されている柴胡は、理気薬としてストレス疾患には必須ですね。
また、肝の栄養ともなる血を補うという補血作用がある生薬も構成されます。

そのため、肝に負担がかかっている場合には、試して欲しい漢方薬でしょう。
ちなみに、肝に対しての漢方薬には、加味逍遥散・抑肝散・養肝丸・六味地黄丸・杞菊地黄丸など様々な症状に対してあるので、自分にある漢方薬を見つける事もオススメですね。

■ まとめ

眼精疲労・首肩こりを感じている場合には、肝を滋養する事を始めましょう。
酸味×青の食材が肝にオススメなため、青菜炒め・酢豚・めかぶなども食養生として良いでしょう。

また、人により瘀血などの血の巡りからも似た症状が起こるので、、その場合は活血剤といった漢方薬もオススメです。
この活血剤は、流産などのリスクもあるので妊婦には、注意です。使う前には、薬剤師などと良く相談する方が良いですね。

以上、参考になれば幸いです。

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