はーい。こんにちわー。
元気堂です。
コロナも落ち着き始めて、小旅行や色々なところで移動する事が増えているかと思います。
感染対策を十分にして楽しく過ごしていきましょう。
そんな中の娯楽の一つに、水族館があるかと思います。水族館には、様々な生物が存在しており、目を楽しませてくれています。
実は、水族館にいる生物にも生薬として有名なものがいるのは知っているでしょうか??
牡蠣やはまぐりの殻は生薬として使われますが、今回は生物そのものです。
その名も海馬(カイバ)と言います。この名前で、分かった方もいるでしょう。
SEA HORSE つまり タツノオトシゴです。
今回は、海馬という生薬を知り、ちょっとした雑学を身につけて貰えたら、幸いです。
海の生薬:海馬の効能とは??
海馬は、滋養強壮に優れており、補腎作用があるとされます。
東洋医学での補腎とは腎という五臓六腑を労る作用の事です。この腎とは、様々な働きがあります。成長が遅い子には、その成長を促し、加齢による老化現象が起きれば、それを治療してくれます。また、腎は呼吸にも関与します。
腎が呼吸!?? 何言ってんの?関係があるのは、肺に決まっているじゃん!!
そう思うのが当たり前です。しかし、東洋医学では肺・腎の両方が関与します。
『肺は呼気を主り、腎は吸気を主る』という言葉があります。
つまり、肺は吐く方・腎は吸う方に関与します。このため、腎の低下は、呼吸障害・深呼吸がうまく出来ず深く吸えないなどの症状が現れます。
一例として、喘息は小さい子供・壮年期以上の大人に多くなります。身体の機能が充実している10代後半から30代前半は少なくなります。
これは、体質的に元々肺が弱いのもあるでしょうが、この腎の機能が低下している場合が疑われます。
小さいこの場合は、まだ未成熟ですが、大人の場合は加齢による原因かもしれません。
そんな腎の機能を高めるのが、海馬という生薬です。
その効果には、尿漏れ・インポテンツ・吸気性の呼吸困難・四肢の冷え・加齢による咳などを改善する効果があります。
また、血流を改善する役割もあるために難産の歳に、分晩促進作用もあります。
また、中国では海馬の夫婦は仲が良く、とても子づくり上手とされます。そのため、大小の海馬を一対にして赤い紐でくくったものを「対馬」として大切にする風習があるそうです。
男性には性欲促進・女性には難産に用いられているようです。
海玉膏
このような商品も扱っています。これは、海馬の入った発酵食品です。そのため、腸内環境を整えるために、整腸作用もあります。また、脳と腸は密接な関わりがあるので、認知症・ボケ予防にも良いでしょう。
その他にも、白髪にも良いと言われます。
黒い髪が生えてきたという症例もあるそうです。
やはり、補腎作用に優れている海馬が入っている事が大切なのかもしれません。
まとめ
今回は、海の生薬である海馬でした。
実際に、動物実験においても、男性ホルモン作用があり、マウスの発情期を延長させる作用が確認されているようです。
また、デートで海馬を見つけたときは、家庭円満の生物だよ!!と雑学を披露しても良いかもしれません。
関係性によるので、重い意味になる場合もあります。雑学披露は、注意も必要です。
もし、加齢により困っていたり、子供の成長を気にしている場合は、取り入れるのも良いでしょう。
以上、参考になれば幸いです。