
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
通年を通して、めまい・ふらつきなどが多い方・メニエール病の方が服用する事がある方が試してみると良いのが、苓桂朮甘湯!!
苓桂朮甘湯は、立ちくらみなどのファーストチョイスで知られている漢方薬です。
例えば、急に立ち上がった時にサーっと血の気が引いて倒れそうになったり、立ちくらみの他に頭痛・動悸・浮腫・めまいなどに使われます。
ちなみに、使用する場合には、椎骨動脈などの脳への血流でも目眩などが生じるので、苓桂朮甘湯のタイプを知る事が大切となります。
■ 苓桂朮甘湯が合うタイプとは!?
朝の体調が優れない方が多い!!
特徴として、朝起きれない・頭がぼーっとする・しゃっきりしないなど気虚と呼ばれるような虚弱体質の方に多い傾向です。
朝ごはんを食べる気力があまりなかったり、基本的に午前中は動きが悪いけども、午後になってから普通・元気になる方もいます。
苓桂朮甘湯の構成生薬:茯苓(ぶくりょう)・桂皮(けいひ)・白朮(びゃくじゅつ)・甘草(かんぞう)
白朮・甘草で、脾胃の働きを高め、茯苓・白朮で余分な水分を排出します。
そこに、、桂皮つまりシナモンであり香りにより気の巡りを良くします。
また、桂皮・甘草が、この気の流れを上から下へと引き下げるので、頭部で生じる立ちくらみ・めまいなどに使われています。
■ 苓桂朮甘湯が使いやすい疾患
・ メニエール病
耳の内耳にある内リンパ液が関与していて、ここが浮腫むことで生じます。
内耳は、平衡感覚・聴覚に関わるために、ここのリンパ液が増えると、耳鳴り・めまい・難聴などの聴覚に異常が現れます。
メニエール病の特徴としては、回転性のグルグルした感覚を伴っためまいという事です。
また、段階があり初期は、耳の閉塞感・めまいがあります。悪化すると、めまいの頻度が増え、難聴・耳鳴りなども慢性化する恐れがあります。
そのため、早期に改善する事が大切となります。
内リンパ液が増えることが原因のため、苓桂朮甘湯の利水効果や上から下へ気を引き下げる効果が症状改善へ繋がります。
まとめ
梅雨時期は、湿が身体へと入るために内耳への影響が強く出ます。
日頃から立ちくらみや朝が苦手な方は、苓桂朮甘湯がオススメですね。
しかし、疲労感・倦怠感・ヤル気が出ないなどの気虚症状が強い・・・。
そのような場合には、補気作用の強い四君子湯系を使うと良いでしょう。
以上、参考になれば幸いです。