はーい。こんにちわー。
元気堂です。
子供達の血糖値・コレステロール値は、ガーデニングと料理の授業が役に立つかもしれません。
これは、米テキサス大学オースティン校のJaimie Davis氏らの研究によるものとなります。
子供なのに、そんな生活習慣病みたいな事を気にするの?? このように思うかもしれませんが、今回の研究は、大人にも考え深いものかと思います。
現代では、ジュースなどの砂糖入り飲料・高脂肪食によって肥満・2型糖尿病のリスクは高くなっています。そのため、子供のうちからガーデニング・料理の授業を学ぶことで、野菜・果物の生長~収穫の大変さ・収穫~料理としてどのくらい手間がかかるのかを理解することを促したそうです。
この授業により、子供達の食生活にどのような影響が出るのか? また、2型糖尿病などの生活習慣病の発症リスクをどれだけ抑えるのかを研究目的としています。
研究としてのアプローチは、どうなのか??
この研究は、テキサス州の低所得世帯の多い地域で、小学校を中心に実施されました。9カ月間にわたり、教育用庭園を用いてのガーデニング・栄養学・料理などの授業が18回行われ、また保護者に対しても月1回のペースで9回の講座が行われたのです。
すると、研究の介入前後では、HbA1c・LDLに変化が見られたのです。
しかし、その他の空腹時血糖値・インスリン抵抗性・中性脂肪・HDL(善玉)コレステロールの変化はあまり見られなかったようです。
親子で食事の見直しにもつながる事は、将来の病気予防にもいいでしょう。特に、子供は成長段階なので、偏った食事よりもバランスが取れた食事がオススメです。
出来れば、3歳までの食育が大切。
3歳までに培われた味覚が一生涯に影響を与えると言われています。食べ物の味を感じる味蕾が舌の上に約10000個あり、大人も子どもも数は変わりません。
そのため、舌の小さい子供の方が大人より味が3倍ほど敏感と言われます。また、大人に比べて免疫力が弱いため、身体に少しでも異物・毒を入れないために敏感となっていると言われます。
味覚は3歳までにほぼ決まり、8歳までに確定します。つまり、3歳までに食育が大切となります。
食育・・・。ちょっと、難しそうですね・・・。
基本的には、バランスの取れた食事と家族で楽しくご飯を食べることが重要となります。
ここで、やってしまいがちなのが、残さず食べよう!!という行動です。
多くの親御さんが、心当たりがあるのではないでしょうか?? 私もその一人ですね。子供のうちは、食欲や気分次第で、食べる量にムラが出てきます。無理に食べるよりも、楽しく食べる事を優先しましょう。
保育園・幼稚園の登園の時間が迫っている際に、ダラダラ食べていると困る事もあるでしょう。しかし、叱らずに楽しく食べる事が大切となります。私自身も気をつけたい事と身に染みました・・・。
まとめ
子供のうちから、食材・食事の経過を学んだり、楽しく食事をする事は、将来の健康にも直結しています。
将来、病気で困らないためにも、ある程度学んでおく事が大切でしょう。
まずは、楽しい食事から始めて見ましょう。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:「JAMA Network Open」に1月10日掲載