はーい。こんにちわー。
元気堂です。
毎日、暑く身体が怠いなどの症状が出てきた頃かと思います。
今回は、薬酒について話します。夏バテの時だけでなく、日々の生活でも健康保持でも使えるものなので、読んで頂けたら幸いです。
なんで、夏バテは起こるのか?
夏バテとは、高温・多湿の熱帯夜が続くと、睡眠が十分に取れない。それだけでなく、仕事やストレスなどで体力が消耗された結果、疲労感・倦怠感・食欲不振または下痢や・体重低下などを引き起こします。
特に、虚弱体質や体力の低下した高齢の方は中医が必要となります。
汗をかきすぎて、体内の水分やミネラルの低下・消化機能が落ち食欲がなくなる・エアコンに頼り体温の調節機能の低下など様々な要因で、夏バテが起こります。
夏バテ防止・治療に適した漢方薬とは??
有名な漢方薬があります。それは、補中益気湯という漢方薬です。
若い人の夏バテには、補中益気湯がおすすめです。
このタイプは、顔色はさほど悪くなく、食欲の低下、倦怠感を訴える人です。この漢方薬は、気虚という症状に効果があります。気虚とは、元気を失った状態をさし、身体を温める作用や栄養を全身に回す作用などの低下などに関与します。
え??ちょっと待って!私は、どちらかというと、少し年齢が上だと思う。そんな方は、他の漢方薬をお勧めします。
十全大補湯という漢方薬です。
十全大補湯は、補中益気湯の気虚を改善だけでなく、血虚という症状も改善します。血虚とは、西洋の血液だけでなく、身体を潤す作用など大きな意味を持ちます。また、『十全』は完璧なものという意味もあり、年齢を重ねた方のあらゆる部分をカバーしてくれる意味があります。
本当に、簡単に薬酒が出来るの?
答えは、簡単です。スーパーで買い物が出来れば誰でも作れます。
余談として、昔から薬酒があるのは意味があります。
アルコールが薬効成分を体内へ吸収するのを高めてくれるからです。薬酒の種類は、古来から種類も豊富です。
今回は、代表例として十全大補湯を使用した作り方を紹介します。
【薬酒の作り方】
(用意する物)
25度のホワイトリカー または 焼酎 720㎖
十全大補湯エキス剤(東洋) 40g
これで、準備は終えました。後は、混ぜて攪拌するだけです。そして、2晩ほど放置し、上澄みを他の瓶などに移せば完成です。これを、就寝前に10㎖とり、お湯で薄めて服用してください。
他の薬酒を作る際も、同じような手順で簡単に作ることができます。
(注意点)
乳糖で賦形剤は、固まってしまいドロドロになる可能性があります。出来れば、トウモロコシデンプンをおすすめします。
生薬からつけると薬3ヶ月ほどかかります。
まとめ
今回は、十全大補湯の薬酒でしたが、体質に合わせて薬酒を作るとより自分に合うものが作れるかと思います。作成方法は、入れて混ぜるだけと簡単ですので、一度試してもらえたら幸いです。