夏バテ・秋バテの胃腸病には、ゲンノショウコを試してみよう。ゲンノショウコの効能・効果を知ろう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

9月に入り、夏の疲れが少し出やすくなる季節でもありますね。
特に、夏は食欲不振・胃もたれ・下痢などの胃腸病になることも・・・。

そんな時に、試す価値があるのがゲンノショウコ!!
ゲンノショウコは、センブリ・ドクダミと並ぶ民間薬です。

昔から下痢止めの薬草として使われています。
しかし、下痢だけでなく健胃作用・整腸作用などにも応用が効くので、夏バテや秋バテの際の胃腸症状の改善にもオススメです。

■ ゲンノショウコの効能・効果

・ 下痢の改善

ゲンノショウコの乾燥した茎や葉を煎じて飲むことで、古くから下痢止めの薬草として有名です。
このゲンノショウコには、タンニンというポリフェノールが含まれており、これが収斂作用(しゅうれんさよう)により下痢を抑えます。

※ 収斂作用とは、タンパク質を変性させることにより、組織や血管を縮める作用があり腸粘膜を引き締める作用があります。

このタンニンは、タンニン酸アルブミン(タンナルビン)という病院の薬でも使われています。

 便秘の改善

ゲンノショウコには、フラボノイドという成分が含まれます。
これは、便秘を解消するだけでなく抗酸化作用・抗アレルギー作用にも働きます。

整腸作用があるので、免疫強化にもオススメですね。
腸内には体内の7割もの免疫細胞が集結しており、腸内環境がより良い事でその働きを促します。

これから迎える秋は、風邪の季節でもあるので、予防にゲンノショウコを服用するのも良いでしょう。

・ 健胃作用

腸の症状だけでなく、胃にも作用するのでドクダミ・センブリのように胃腸薬としても使われます。

■ ゲンノショウコの注意点とは。

下痢をしていても、無闇に止めてはいけません。

例えば、ノロウイルス・O-157・食中毒など細菌性・ウイルス性の下痢症状です。
この場合には、体外へ異物を排出しないといけません。

下痢止めを使用してしまうと、返って腸内などで繁殖して、その際に毒素が生じるために、症状が悪化してしまいます。

■ まとめ

胃腸の不具合・普段から下痢気味ならゲンノショウコで体質改善を試みてもいいでしょう。
民間薬・漢方薬がオススメな所は、健胃作用などの根本の解決を促します。

急性の胃腸病は、原因が細菌・ウイルスの可能性があるので、まずは病院へかかる事は忘れずに!!

余談として、ゲンノショウコの採取時期は、土用の丑の日ぐらいとなっています。
土用の丑の日は、夏バテ防止のために【う】がつく食べ物(うなぎ・うどんなど)を食べる風習がありますね。
そのため、胃腸症状の改善に使われるゲンノショウコが旬であることも頷けますね。
基本的に、旬の食べ物を食べることで体内の症状を改善する事が多いでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

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